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トルネックスコラム

空気清浄機で花粉対策を!おすすめの選び方や効果的な設置場所について

2025/09/03

くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、つらい花粉症の症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。そんな時、頼りになるのが空気清浄機です。
「でも本当に効果があるの?」「どんな機能や性能に注目すればいいの?」と思う方もいるでしょう。そこで本記事では、花粉症対策に効果的な空気清浄機の選び方から、より効果を高めるための設置場所などを解説します。快適な室内環境を手に入れるための情報を、チェックしていきましょう。
 

 

空気清浄機は花粉症対策に効果があるのか?

 
空気清浄機 花粉対策 
空気清浄機は、室内に浮遊する花粉を捕集し、アレルゲンとなる花粉の飛散を抑制する役割を果たします。特に、花粉の飛散量が多い時期には、窓を閉め切っていても、開閉時や衣服、髪などに付着し、室内に侵入しやすくなるほか、換気によっても屋内に花粉が入るため、空気清浄機での花粉除去がおすすめです。

HEPAフィルタなどの高性能フィルタを搭載した機種であれば、微細な花粉粒子も効率的に捕集し、室内の空気環境を改善することが期待できます。
 

花粉の除去に最適な空気清浄機の特徴や選び方

「より効果的に花粉対策ができる空気清浄機を選びたい」という方のため、ここでは、どのような機能が備わった空気清浄機を選べばよいのかなど、選び方のポイントをご紹介します。

フィルタとセンサーの性能は十分か

花粉の除去において最も重要な要素の一つが、フィルタの性能です。花粉の粒子は小さいため、高性能なフィルタを備えた空気清浄機を選ぶことが大切です。

種 類 内 容
HEPAフィルタ 「High Efficiency Particulate Air」の略称であるHEPAフィルタは、JIS規格で定められた基準を満たす高性能フィルタです。0.3μm(マイクロメートル)の粒子を99.97%以上捕集する能力があり、花粉はもちろん、ハウスダストやPM2.5、ウイルスなども効果的に除去できます。
電子式集塵フィルタ HEPAフィルタと同等の集塵効率を持つ電子式集塵フィルタも存在します。これは静電気の力を利用して粒子を吸着させる方式で、水洗い可能で再利用できるため、フィルタ交換は基本的に不要などの魅力があるほか、吸引力が落ちにくいといったメリットもあります。

 
フィルタ性能が高いほど、室内に浮遊する花粉を効率的に除去し、アレルギー症状の緩和に繋がる可能性が高まります。

ニーズに合うタイプ・方式か

空気清浄機の主な方式は、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。ご自身の環境や求める効果に合わせて、最適な方式を選びましょう。

方式 メリット デメリット
ファン方式 フィルタで花粉やホコリを物理的に捕集するため、効果が分かりやすい。機種が豊富で選択肢が多い。 フィルタの目詰まりにより吸引力が低下することがある。フィルタ交換が必要。
電気集塵方式 フィルタ交換が基本的に不要。吸引力が低下しにくい。 イニシャルコストが高いケースがある。定期的なお手入れが必要。
イオン方式 ウイルスや菌、ニオイの抑制効果が期待できる。フィルタ交換が不要な場合が多い。 プラズマクラスターやナノイーなどの独自技術の有無によって花粉対策に期待できる効果が異なる。

 
上記のように空気清浄機の方式や機能によって、期待できる花粉対策効果が異なり、それぞれにメリット・デメリットがある点をおさえておきましょう。

部屋の面積に適した清浄能力か

空気清浄機を選ぶ際は、適用床面積が使用する部屋の広さより、大きめの性能を持つ製品がおすすめです。適用床面積とは、空気を清浄する能力を示す指標で、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)の規格に基づいています。

適用床面積の数値が大きいほど、より広い空間の空気を素早くきれいにすることができます。花粉の飛散が多い時期や、換気で花粉が侵入しやすい状況では、よりパワフルな清浄能力を持つ機種を選ぶことで、室内の花粉濃度を効果的に下げることが期待できます。

お手入れが簡単に行えるか

空気清浄機は基本的に毎日稼働させるものなので、汚れがすぐにたまりやすいといえます。汚れが蓄積されると菌が繁殖し、不衛生で、かつ目詰まりもしやすくなります。そのため、空気清浄機の集塵能力を低下させないためにも、定期的なお手入れが必要です。

お手入れに手間がかかると億劫になるため、フィルタを掃除機で吸えばホコリやゴミを掃除できるものや、フィルタ交換ができてお手入れのしやすい空気清浄機を選択しましょう。

静音性

空気清浄機の稼働音は、使用する部屋や時間帯によっては気になることがあります。特に寝室やリビングなどで長時間使用する場合、静音性に優れたモデルを選ぶことが快適な生活に繋がります。

目安としては35dB程度の稼働音であれば、静かな住宅地や深夜の街中などで聞こえる音に相当するため、ほとんど気にならないレベルと言えるでしょう。多くの空気清浄機には、静音モードやナイトモードなどが搭載されているため、これらの機能の有無や、具体的な騒音レベルを確認することをおすすめします。

加湿機能はついているか

「加湿機能付き」の空気清浄機を使用すれば、部屋を加湿して室内に飛んでいる花粉を床に落とすことができます。

ただし、花粉が床に落ちたからといって効力が消えるわけではありません。空気清浄機を設置するとともに、こまめに掃除を行うことが大切です。

イオン・プラズマなどの付加機能はついているか

イオンやプラズマクラスター、ナノイーといった付加機能は、花粉対策に有効であると同時に、空気中のニオイ抑制にも繋がることがあります。これらの技術は、空気中のウイルスや菌、アレル物質に作用し、不活性化させる効果が期待できます。

また、花粉によって引き起こされる不快なニオイや、ペットの毛、生活臭などを抑制する効果も期待できるため、多角的な空気質改善を目指す方には魅力的な機能と言えるでしょう。ただし、これらの機能の効果は製品によって差がある点にはご注意ください。

花粉と空気清浄機に関するよくある質問

空気清浄機と花粉対策について、多くの方が抱える疑問にお答えします。

花粉対策には空気清浄機の位置も関係する?

「床置き空気清浄機」の場合、花粉対策に最適な設置場所は「玄関」といわれています。なぜなら、玄関で扉の開け閉めをする際に花粉が室内に侵入したり、外出した際には衣類に花粉が付着したりするため、どうしても花粉の侵入が多い場所だからです。

玄関で侵入してきた花粉を空気清浄機でキャッチすれば、室内に侵入する花粉を防ぐことができるのです。そのため、花粉対策をしたい場合には空気清浄機は玄関に設置しましょう。

空気清浄機はアレルギー性鼻炎に効果がある?

空気清浄機は、アレルギー性鼻炎の原因となる花粉やハウスダストなどのアレルゲンを室内の空気中から除去することで、症状の緩和に役立つ可能性があります。特に、高性能フィルタを載した機種は、微細なアレルゲン粒子を効果的に捕集します。

しかし、空気清浄機はあくまで補助的な対策であり、アレルギー体質の改善や根本的な治療を行うものではありません。症状が重い場合は、医師の診察を受け、適切な治療を受けることが大切です。

空気清浄機はペットやタバコの臭い対策になる?

多くの空気清浄機は、花粉やホコリだけでなく、ペットの毛やニオイ、タバコの煙やニオイ、さらには料理の臭いなど、様々な空気中の汚染物質や不快な臭いを脱臭・除去する機能を持っています。活性炭フィルタや特殊な脱臭フィルタを搭載した機種であれば、これらの臭いを効果的に低減させることが期待できます。

ペットを飼っているご家庭や喫煙者がいる環境では、空気清浄機は快適な室内環境を保つために有効なツールと言えるでしょう。

空気清浄機以外に、花粉に有効な対策は?

空気清浄機と併用することで、より効果的な花粉対策が可能です。以下に、日常生活で取り入れられる花粉対策をご紹介します。

花粉対策

対 策 内 容
朝に床拭き掃除をする 起床後、窓を開ける前に拭き掃除をしましょう。床や窓のサッシなど、夜の間に部屋に舞い落ちた花粉を効率的に除去できます。拭き掃除には、固く絞った濡れ雑巾やウェットタイプのシートを使うと、花粉を舞い上げずに取り除きやすいです。
帰宅したら玄関で衣服の花粉を叩く 外出から帰宅した際は、家に入る前に衣服についた花粉を玄関の外で軽く叩き落としましょう。これにより、室内に持ち込む花粉の量を大幅に減らすことができます。
花粉が多い日は洗濯物を部屋干しにする 花粉飛散量が多い日には、外干しした洗濯物に花粉が付着するのを避けるため、部屋干しにするのがおすすめです。その際、換気のために窓を開ける場合は、空気清浄機を併用すると効果的です。
換気をする際は朝晩でカーテンを閉める 換気をする際は、花粉の飛散が比較的少ない朝晩に行い、換気後はすぐに窓を閉めるようにしましょう。また、換気時にカーテンを閉めることで、窓から侵入する花粉の量を減らす効果も期待できます。

 
しっかりと花粉対策をしたい場合、上記の対策をできるだけ多く取り入れることをおすすめします。花粉対策に効果的な空気清浄機を使うと、さらに高い効果を期待できます。そこで次は、花粉対策におすすめの空気清浄機を見ていきましょう。

効果的に花粉症対策をしたい方にはビルトイン空気清浄機がおすすめ!

家全体の空気質を改善し、花粉対策を徹底したいなら、トルネックスのビルトイン空気清浄機がおすすめです。業務用で培った高い技術を住宅用に最適化しており、花粉除去に優れた効果を発揮します。

その理由は高性能な電子式集塵フィルタが、花粉などの微細粒子を効率的に吸着してくれるからです。HEPAフィルタと同等の性能を持ちながら、洗浄・再利用可能で、ランニングコストを抑えつつ高い集塵能力を維持できる点も強みです。

さらに、花粉の侵入リスクを減らしつつ、24時間換気システムと連携した外気清浄機能によって、屋外からの花粉やPM2.5の侵入を防ぐこともできます。また全館空調システムや家全体の空気循環経路に組み込むことで、部屋ごとに空気清浄機を置くより広範囲かつ均一に空気を綺麗にすることも可能です。

花粉シーズンだけでなく一年中快適な室内環境を実現し、ご家族の健康を守りたい場合、こちらのページでトルネックスのビルトイン空気清浄機の詳細を見てみましょう。

まとめ

空気清浄機は、花粉症の症状緩和に有効なアイテムです。高性能フィルタを搭載し、部屋の広さに合った清浄能力を持つ機種を選ぶことが重要です。また、静音性などの付加機能も考慮すると、より効果的な花粉対策ができるでしょう。

今回解説した空気清浄機の選び方や設置場所を参考に、ライフスタイルに合った空気清浄機を見つけて、快適な花粉シーズンを送りましょう。花粉対策におすすめのビルトイン空気清浄機が気になった際は、こちらのページで詳細をご確認ください。
 

 


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