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トルネックスコラム
加湿機能付き空気清浄機のメリットとは?選び方・おすすめも紹介
2025/09/05
空気清浄機と加湿器の購入を検討している方に朗報です。最近では、これら2つの機能を1台に集約した「加湿機能付き空気清浄機」が注目を集めています。しかし「本当に1台で2つの役割を果たせるの?」「買うときにはどこをチェックするべき?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、加湿機能付き空気清浄機の魅力から選び方のポイント、さらにはよくある質問まで、購入前に知っておきたい情報を詳しく解説します。ぜひご一読ください。
空気清浄機はダニに効果ある?アレルギーの原因と対策の基本
ここからは加湿機能つき空気清浄機について、わかりやすく解説していきます。
1台2役!加湿しながら空気をキレイに
加湿機能つき空気清浄機は、空気をきれいにする機能と、加湿をする機能があり、空気中のホコリや花粉、ウイルスなどを除去しながら、同時に乾燥した空気に潤いを与えてくれます。例えば、冬場の暖房使用時やエアコンによる空気の乾燥が気になる季節には、この一台で両方の悩みを解決できるのが大きなメリットと言えるでしょう。
また、一台で済む点から機器を複数設置する必要がないため、お部屋のスペースを有効活用できる点も魅力です。空気清浄機と加湿器を別々に置くと場所を取りますが、一体型であれば、限られたスペースでもすっきりと設置できます。さらに、機器の出し入れや配線の管理といった手間も軽減されるため、手軽に空気環境を改善したい方におすすめです。
加湿器と空気清浄機を併用するより、電気代の節約に
空気清浄機と加湿器を別々に購入して使用する場合、それぞれの機器を稼働させるための電気代がかかります。それに対し、加湿機能つき空気清浄機は、一台で両方の機能をまかなえるため、一般的に個別の機器を2台稼働させるよりも消費電力が少なく、結果として電気代の節約につながりやすいです。
加湿機能つき空気清浄機は、空気清浄のファンと加湿の機構が一体となって効率的に動作するように設計されているケースが多いため、電力消費を抑えたい方ほど、魅力を感じやすいでしょう。
加湿機能つき空気清浄機を選ぶコツ5選
加湿機能つき空気清浄機を選ぶ際は、「最大加湿量」と「適用床面積」を特に重視することが重要です。ここでは、5つの選び方のコツを解説します。
加湿性能を示す数値、「最大加湿量」を確認しよう
快適な湿度を保つには、部屋の広さに合った「最大加湿量」のモデルを選ぶことが重要です。最大加湿量が部屋のサイズに合っていないと、加湿不足や結露の原因になります。
最大加湿量とは、加湿器が1時間に放出できる水分の最大量 (mL/h) を示した数値のことです。この数値が大きいほど、より広い部屋をパワフルに加湿できます。お部屋のサイズに合った適切なパワーの加湿器を選んで、快適な湿度を保ちましょう。
ただし住宅環境によって、状況はさまざまです。プレハブ住宅は吸湿しづらく、多少床面積が大きくても加湿されやすいといえます。反対に、木造住宅は湿気を吸ってしまいやすく、効率が悪くなりがちです。無料で使える必要加湿量計算フォームも提供されているので、活用してみましょう。
空気清浄の能力を示す、「適用床面積」をチェック
空気清浄機の「適用床面積」とは、日本電機工業会規格(JEM1467)で定められた基準です。30分で規定の粉塵濃度を清浄できる部屋の広さを表しています。一見、お部屋の広さに合った適用床面積の機種を選べば良いと思いがちです。しかし、しっかり加湿したい場合は最大加湿量を基準に選びましょう。
多くの機種では空気清浄機能と加湿機能でそれぞれ能力が異なっており、一般的に、加湿能力のほうが狭い傾向にあるためです。空気清浄機能の適用畳数だけで選ぶのは注意が必要です。なぜなら「加湿パワーが足りず、部屋が潤わない」という事態になりかねないためです。加湿機能つき空気清浄機なら、適用床面積が大きいものを選ぶようにしましょう。
一人暮らしのワンルームなら8~10畳、リビングなら10~20畳に対応していれば、加湿の能力も十分といえるでしょう。
空気清浄機の要!フィルターの性能を確認しよう
加湿空気清浄機の性能は、主にフィルターの性能に左右されます。
多くの空気清浄機は、複数種類のフィルターを搭載しています。粗じんフィルターとも呼ばれるプレフィルター、活性炭などを用いた消臭フィルター、さらに加湿機能のある加湿フィルターなどが装備できる機種もあります。
集塵フィルターでは、花粉やウイルスなど0.3μmの微粒子を99.97%以上捕集する「HEPAフィルター」が主流です。また、お手入れが少なく済む「電子式集塵フィルター」を採用した空気清浄機もあります。目的に合わせて、フィルターの性能も比べてみましょう。
毎日使うからこそ「お手入れ」「給水」のしやすさも要確認
毎日の使い勝手を左右するため、お手入れや給水のしやすさは購入前に必ず確認したいポイントです。特にパーツの洗いやすさやタンク容量をチェックしましょう。
お手入れのしやすさを判断する際は、以下の基準が役に立ちます。
・フィルターは取り外しやすいか
・フィルターはシンプルな形状か
・手入れが必要な部品は少ないか
・給水口は広く洗いやすいか
また、タンク容量が大きいモデルを選べば、給水の頻度を減らせるメリットもあるでしょう。最近では、お手入れ時期を知らせる機能や、クエン酸を入れてボタンを押すだけで洗浄できる機能を搭載したモデルも登場しているので、チェックしてみましょう。
より満足度を高めるため「その他の機能」などもチェック
加湿機能つき空気清浄機を選ぶ際は、基本性能以外もチェックしてみましょう。具体的には、静音性を重視するなら稼働音35dB以下がおすすめです。就寝時は弱モードやおやすみモードを活用することで、静かな環境を保てます。
またニオイや花粉対策には「イオン」「プラズマ」機能が効果的です。各メーカー独自に、イオンやプラズマの発生機能を備えている機種があります。これらの機能は、空気中の汚れやタバコのニオイ、花粉の除去に役立ちます。これらの機能は浮遊ウイルスの作用を抑制する効果も期待でき、赤ちゃんがいるご家庭にも安心です。
なお除湿機能搭載モデルなら年中快適に過ごしやすいでしょう。梅雨から夏にかけての湿気対策も考えるなら、除湿機能を搭載した「除加湿空気清浄機」がおすすめです。冬は加湿、夏は除湿と、1台で季節に応じた使い分けができ、収納スペースの節約にもなります。
空気清浄に加えて加湿も気になる方にはトルネックス製品がおすすめ
トルネックスのビルトイン空気清浄機は、住宅自体に付帯する調湿機能と組み合わせることで、家全体の空気環境を整えます。換気による空気の入れ替えによって、結果的に室内の湿度環境の改善にも貢献します。
加湿器と併用すれば、湿気を含んだ空気を部屋全体に拡散し、快適な空気環境を実現できるでしょう。他にも、天井裏や壁の中に設置できる隠ぺい型のビルトイン空気清浄機には、インテリアの邪魔をしない、コードにつまづいて転ぶ恐れがないなどのメリットもあります。
トルネックスの空気清浄機については、こちらのページで詳細をご覧ください。
加湿器と空気清浄機に関するよくある質問
ここからは、加湿器と空気清浄機が気になる方によくある質問を、順にお伝えしていきます。
空気清浄機・加湿器一体型のデメリットは?
デメリット | 詳 細 |
お手入れの手間が増えやすい | 集じんフィルター、脱臭フィルター、加湿トレー、給水タンクなどのお手入れが必要です。特に加湿ユニット部分はカビが発生しやすく、定期的なメンテナンスが必須です。 |
性能が偏りがち | 加湿と空気清浄のどちらか一方に性能が偏りがちで、専用機と比べて性能が劣る場合があります。 |
本体サイズが大きくなりがち | 2つの機能を搭載しているため、本体サイズが大きくなりがちです。重量も重くなり、移動が難しくなりやすいです。 |
空気清浄機・加湿器一体型を選ぶ際は、上記の3点を把握したうえで購入しましょう。
加湿器と空気清浄機の設置場所はどこがいい?
加湿器と空気清浄機の置き場所は、どの部屋に置くかによって異なります。
設置場所 | 詳 細 |
リビングなどの広い部屋 | 部屋の中央付近で、空気の通り道となる場所 |
寝室 | 足元付近に設置し、顔の近くは避ける |
狭めの部屋 | 壁際に設置し、壁を整流板として活用する |
また、窓やドアから離すこと、吸込口・吹出口を壁やカーテンでふさがないことに気を付けましょう。空気清浄と加湿の効率が悪くなってしまいます。
まとめ
加湿機能付き空気清浄機は、1台で空気清浄と加湿の2役をこなす便利な家電です。花粉やホコリを除去しながら、同時に部屋の湿度を適切に保てるため、特に乾燥が気になる冬場や花粉シーズンには重宝します。選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
設置場所 | 詳 細 |
最大加湿量 | リビングなど広い部屋には500mL/h以上を目安に |
適用床面積 | 部屋の広さより少し広めがおすすめ |
フィルター性能 | HEPAや電子式集塵フィルタがおすすめ |
お手入れのしやすさ | 給水タンクの取り外しやフィルター交換の手軽さをチェック |
その他の機能 | 除湿機能、イオン機能、静音性など |
電気代の節約にもなり、省スペースで設置できる点も魅力です。ご家庭のニーズに合った製品を選びましょう。加湿機能付き空気清浄機で、一年中快適な室内環境を実現してください。「家全体の湿度改善に役立つ空気清浄機は?」「部屋ごとに空気清浄機を置きたくない」という場合は、こちらのページでトルネックスのビルトイン空気清浄機をチェックしてみましょう。
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