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トルネックスコラム

そのアレルギー症状、空気清浄機で変わる?選び方の新常識とは

2025/09/06

ご家族のアレルギー症状、薬で改善しないのは「家中の空気」が原因かもしれません。空気清浄機は有効ですが、特定場所だけでは不十分。この記事では、アレルギーの根本原因、空気清浄機の限界、そして家全体の空気を改善する「ビルトイン方式」を専門家が解説します。

空気清浄機はアレルギーに効果あり?原因となる物質と対策の基本

空気清浄機がアレルギー対策として注目されるのは、その原因となる物質(アレルゲン)を空気中から取り除く機能があるためです。しかし、効果を正しく理解するためには、どのような物質に有効で、対策の基本が何かを知っておくことが重要です。

アレルギーによるかゆみ

空気清浄機が除去できる代表的なアレルゲンとは

空気清浄機は、空気中に浮遊する微細な粒子を捕集することを得意としています。代表的なアレルゲンには以下のようなものがあります。

アレルゲンの種類 主な発生源・侵入経路 特徴
花粉 屋外(スギ、ヒノキなど) 季節によって飛散量が増加。窓や衣類に付着して室内に侵入する。
ハウスダスト 室内 ダニのフン・死骸、カビの胞子、ペットのフケ、人の皮膚片などが含まれる。
PM2.5・黄砂 屋外 工場の排煙や自動車の排気ガス、中国大陸からの飛来物など。粒子が非常に小さく、健康への影響が懸念される。

花粉

春のスギやヒノキ、秋のブタクサなど、特定の季節に飛散する花粉は、アレルギー性鼻炎や結膜炎の主な原因です。窓を開けた時や、外出時の衣類に付着して室内に持ち込まれ、空気中を漂います。空気清浄機は、こうした浮遊する花粉を効果的に捕集します。

ハウスダスト(ダニのフン・死骸、カビの胞子など)

室内に常に存在するハウスダストは、アレルギーの温床です。特に、カーペットや寝具に潜むダニのフンや死骸、湿度の高い場所で発生するカビの胞子、ペットのフケなどは、人の動きによって空気中に舞い上がります。

PM2.5・黄砂

PM2.5は直径2.5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子状物質で、呼吸器系の奥深くまで入り込みやすいとされています。黄砂も同様に、アレルギー症状を悪化させる一因と考えられています。高性能なフィルタを備えた空気清浄機は、これらの微細な粒子も除去することが可能です。

アレルギー対策の基本は「原因物質の除去」と「侵入防止」

効果的なアレルギー対策の基本は、以下の2つです。

1. 室内のアレルゲンを「除去」する:

掃除や洗濯をこまめに行い、アレルゲンを減らす。

2. 屋外のアレルゲンを「侵入させない」:

換気時にフィルタを通す、花粉の時期は窓を閉めるなどの工夫をする。

空気清浄機は、この「除去」を補助する役割を担います。ただし、重要な注意点として、空気清浄機の効果はあくまでも空気中に漂うアレルゲンに対して発揮されるものです。すでに天井や壁、床、カーテンなどに付着してしまったホコリや花粉には効果がありません。根本的な対策として、日々の掃除が不可欠であることを忘れないようにしましょう。
 

アレルギー対策で後悔?置き型空気清浄機の知られざる限界

広く普及している置き型空気清浄機ですが、アレルギー対策として利用する上で、いくつかの限界点も存在します。

アレルギーに悩む家族

キレイなのはその部屋だけ。寝室や子供部屋はどうする?

置き型空気清浄機の効果が及ぶ範囲は、基本的に設置された一つの部屋に限られます。リビングはきれいになっても、家族が多くの時間を過ごす寝室や、特に配慮したい子供部屋の空気は汚れたまま、という状況になりかねません。家全体をカバーするには、各部屋に設置する必要があり、コストも手間もかさみます。

コードが邪魔!掃除のストレスと、子供の転倒リスク

床に直接置くため、電源コードが掃除の際に邪魔になったり、見た目がすっきりしなかったりするデメリットがあります。また、小さなお子様がいるご家庭では、コードに足を引っかけて転倒するリスクや、本体を倒してしまう危険性も考えられます。

運転OFFで空気が滞留。内部がカビの原因になることも

電気代を気にして運転をこまめにON/OFFしていると、空気が清浄されない時間が生まれてしまいます。さらに、停止中にフィルタに付着したホコリや室内の湿気が結びつき、機器の内部でカビが繁殖してしまうケースもあります。そうなると、運転再開時にカビの胞子を室内にまき散らしてしまうことにもなりかねません。

フィルタの買い替えで発生する年間コストと手間

多くの置き型空気清浄機は、定期的なフィルタ交換が必要です。高性能なHEPAフィルタなどは、数千円から一万円以上するものもあり、1〜2年ごとの交換が推奨されています。このランニングコストと、フィルタを注文して交換する手間は、長期的に見ると大きな負担となります。
 

アレルギー対策の新常識!家ごとキレイにする「ビルトイン空気清浄」

部屋ごとの対策には限界があるのなら、家全体の空気をまるごとキレイにする方法はないのでしょうか。そこで新しい選択肢となるのが「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」です。

アレルギー対策の新常識「ビルトイン空気清浄機」

換気経路に設置するから、1台で家中の空気をまんべんなく清浄

ビルトイン型は、住宅の24時間換気システムに組み込む形で設置します。外から取り込む空気を最初に清浄し、そのクリーンな空気を各部屋へ送り届けます。換気経路そのものを利用するため、特別な送風ダクトなどを追加する必要がなく、1台で家全体の空気を効率的にきれいにできるのです。

24時間運転が基本なので、常にクリーンな空気が循環

24時間換気システムと連動して稼働するため、人がいない時間帯も常に家の中をクリーンな空気が循環します。これにより、汚れた空気が特定の場所に溜まることを防ぎ、アレルゲンの蓄積を抑えることができます。

置き場所もコードも不要で、部屋はいつでもスッキリ安全

本体は天井裏や点検口の中など、普段見えない場所に設置されます。そのため、置き場所に困ることも、インテリアの邪魔になることもありません。床に物やコードがないため、掃除も楽になり、お子様やペットがいるご家庭でも安心して過ごせます。
 

ランニングコストも手間も削減!トルネックス「ビルトイン空気清浄機」4つの強み

ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタは、性能面だけでなく、コストや手間の面でも優れた特長を持っています。

強み①:一度設置すればOK!1台で家じゅうの空気をクリーンに

新築時やリフォーム時に一度設置すれば、その後は機器の存在を意識することなく、家全体の空気を自動で管理してくれます。各部屋に空気清浄機を置く必要がなくなり、住空間を広々と使えます。

強み②:フィルタは”洗って”繰り返し使えるから経済的

最大の特長は、電子式の集塵フィルタを採用している点です。このフィルタは、一般的な置き型空気清浄機で使われる紙や不織布のフィルタとは異なり、洗浄して繰り返し使用できます。定期的な買い替えが不要なため、長期的なランニングコストを大幅に削減できます。

強み③:お手入れは3ヶ月〜半年に1回!一般的な空気清浄機の半分以下

お手入れの頻度が少ないのも魅力です。製品にもよりますが、目安は3ヶ月から半年に1回程度。フィルタを取り外して水洗いするだけなので、管理の手間が格段に省けます。

比較軸 トルネックス外気清浄機 一般的な置き型空気清浄機
フィルタ 洗浄して再利用可能 定期的な交換が必要
ランニングコスト ほぼゼロ(電気代のみ) フィルタ購入費(年間数千円〜)
お手入れ頻度 3ヶ月〜半年に1回 1ヶ月に1回程度(プレフィルタ清掃)

強み④:高性能電子式集塵フィルタで微細なアレルゲンを逃さない

採用されている電子式集塵フィルタは、静電気の力を利用して空気中の微粒子を強力に吸着します。その性能は、一般的な高性能フィルタであるHEPAフィルタと同等の集塵効率を誇ります。花粉やハウスダストはもちろん、PM2.5やウイルスの飛沫が付着した粒子など、0.01マイクロメートルの微細な粒子まで捕集することが可能です。
 

まとめ:点の対策から「家まるごと」の対策へ。アレルギーに悩まない家づくり

アレルギー対策には、一部屋だけでなく家全体の空気を清浄に保つ「面」の対策が重要です。置き型空気清浄機は便利ですが、複数台の管理やコスト、設置スペースに課題があります。一方、ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタは、1台で家全体を24時間清浄し、フィルタ交換の手間やコストを削減します。新築やリフォームの際には、このビルトイン型フィルタを空気環境づくりの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

 


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