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トルネックスコラム

空気清浄機のフィルタ掃除をしないと、どうなる?お手入れの方法など

2025/09/07

空気清浄機は、私たちの生活空間の空気を清潔に保つための重要な家電です。しかし、その性能を最大限に引き出すためには、定期的なフィルタ掃除が不可欠です。フィルタ掃除を怠ると、空気清浄機本来の機能が低下し、かえって空気を汚染してしまう可能性さえあります。

本記事では、空気清浄機のフィルタ掃除をしない場合に起こりうる問題点から、各パーツの具体的な掃除方法、そしてお手入れの頻度までを網羅的に解説します。さらに、掃除が気になっている方へ向けたおすすめのビルトイン空気清浄機についてもご紹介します。この記事を読むことで、空気清浄機をより効果的に、そして長く使い続けるための知識を深めることができるでしょう。

空気清浄機のフィルタ掃除をしないと、どうなる?

空気清浄機のフィルタは、空気中に浮遊するホコリ、花粉、PM2.5、ウイルス、ペットの毛、さらには生活臭など、あらゆる汚染物質を捕集する役割を担っています。これらのフィルタが目詰まりしたり汚れたりすると、空気清浄機は本来の性能を発揮できなくなります。

具体的には、以下のような問題が発生します。

ポイント 注意点
空気清浄能力の低下 フィルタにホコリが蓄積すると、空気の通りが悪くなり、空気を取り込む力が弱まります。その結果、部屋全体の空気をきれいにすることができなくなります。
異臭の発生 フィルタに付着したホコリやハウスダスト、カビなどが原因で、不快な臭いが発生することがあります。これは、せっかく空気をきれいにしようとしているのに、逆に臭いをまき散らすことになりかねません。
電気代の増加 フィルタが目詰まりすると、空気を吸い込むためにファンがより強く回転する必要が生じ、消費電力が増加します。結果として、電気代が無駄にかかってしまうのです。
故障の原因 フィルタの目詰まりが深刻化すると、モーターに過剰な負荷がかかり、故障の原因となることもあります。

 
これらの問題を避けるためにも、定期的なフィルタ掃除は重要です。
 

空気清浄機フィルタの掃除方法・頻度

空気清浄機のフィルタは、いくつかのパーツに分かれており、それぞれに適した掃除方法と頻度があります。ご自身の空気清浄機の取扱説明書を確認しながら、以下の掃除方法を参考に、定期的なお手入れを行いましょう。

プレフィルタの掃除方法

プレフィルタの掃除方法は以下の通りです。

プレフィルタの掃除方法

1. 電源プラグをコンセントから抜いてください。

2. 空気清浄機本体からプレフィルタを取り外します。

3. 掃除機でフィルタ表面のホコリを吸い取ります。

※ホコリがひどい場合は、水洗いも可能です。中性洗剤を薄めた液で優しく洗い、その後、水でよくすすいでください。

水洗いした場合は、直射日光の当たらない風通しの良い場所で、完全に乾かしてから本体に戻してください。濡れたまま戻すと、カビや臭いの原因となります。

プレフィルタは、空気清浄機で最も外側に位置するフィルタで、比較的大きなホコリやペットの毛などをキャッチします。このフィルタが汚れると、内部のフィルタへの負担が増えるため、こまめな掃除が推奨されます。掃除頻度の目安は、 2週間に1回~月に1回程です。

集じんフィルタ(HEPAフィルタ)の掃除方法

集じんフィルタを掃除する際のポイントは、以下をご覧ください。

ポイント 注意点
水洗いは不可 集じんフィルタは、一般的に水洗いができません。水洗い可能な素材であっても、内部のフィルタ素材を傷める可能性があるため、取扱説明書で確認しましょう。
掃除機でのホコリ吸引 フィルタの表面に付着したホコリを、掃除機のブラシノズルなどで優しく吸い取ります。フィルタの素材を傷つけないよう、吸引力は弱めに設定し、フィルタに近づけすぎないように注意してください。
乾いた布で拭く 掃除機で吸い取れない汚れは、乾いた柔らかい布で優しく拭き取る程度に留めましょう。

 
集じんフィルタは、プレフィルタを通過したさらに細かいホコリや花粉、PM2.5などを捕集する、空気清浄機の心臓部とも言えるフィルタです。掃除頻度は一般的な目安として1ヶ月に1回とされています。

ただしトルネックスの電子式集塵フィルタの場合、設置環境にもよりますが、小型のフィルタであれば3ヶ月〜6ヶ月がお手入れ頻度となります。お手入れ頻度が少なくて済むトルネックスのフィルタが気になった方は、以下のページで詳細をチェックしてみましょう。

脱臭フィルタの掃除方法

 

脱臭フィルタの掃除方法は以下の通りです。

ポイント 注意点
水洗いは不可 脱臭フィルタは、通常、水洗いができません。素材によっては、水洗いすることで脱臭能力が著しく低下する可能性があります。
掃除機でのホコリ吸引 フィルタ表面にホコリが付着している場合は、掃除機のブラシノズルなどで優しく吸い取ってください。
乾いた布で拭く 軽い汚れであれば、乾いた柔らかい布で優しく拭き取る程度に留めましょう。
天日干し(または日陰干し) 一部の製品では、定期的な天日干し(日陰で風通しの良い場所)が推奨されている場合もあります。これは、フィルタに吸着した湿気を取り除くことで、脱臭効果を回復させることを目的としています。必ず取扱説明書で確認してください。

 
脱臭フィルタは、タバコ臭、ペット臭、生ゴミ臭などの不快な臭いを吸着する役割を担っています。しかし、脱臭フィルタは臭いを吸着する性質上、一度吸着した臭いを放出することはありません。掃除頻度は数年に一度の交換が推奨される場合が多いですが、取扱説明書を確認することをおすすめします。従ってください。

加湿フィルタの掃除方法

加湿フィルタの掃除方法は以下の通りです。

1. 本体からフィルターを取り外し、ぬるま湯で軽くすすぐ。

2. クエン酸水溶液(水1リットルにクエン酸大さじ1〜2杯)を作り、フィルターを1時間ほど浸け置きする。

3. 水でしっかりすすぎ、直射日光の当たらない風通しの良い場所で完全に乾かす。

加湿フィルタは、常に水に触れているため、水アカやヌメリ、カビが発生しやすい環境にあります。これらを放置すると、不快な臭いの原因となるだけでなく、空気中に菌をまき散らしてしまう可能性があるので要注意です。
 

空気清浄機のフィルタ掃除が気になった方にはビルトイン空気清浄機がおすすめ

これまで、空気清浄機のフィルタ掃除の重要性や具体的な方法について解説してきましたが、「フィルタ掃除の手間を減らしたい」「より手軽に、かつ効果的に空気清浄を行いたい」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような方には、ビルトイン空気清浄機の導入がおすすめです。

【ビルトイン空気清浄機がおすすめな理由】

比較項目 トルネックスビルトイン空気清浄機 一般的な置型空気清浄機
フィルタ性能 目詰まりしにくく、ご自身で洗える高性能な電子式集塵フィルタを採用。長期間安定した高い集塵力と変わらない換気性能を維持します。 フィルタは消耗品であり、目詰まりしやすいため、定期的な交換が必要です。
メンテナンス頻度 設置環境によりますが、小型フィルタで3ヶ月~6ヶ月のお手入れ頻度。洗浄して繰り返し使えるため、買い替えコストもかかりません。 プレフィルタはこまめな掃除が必要な場合が多く、集じんフィルタや脱臭フィルタは定期的な交換が必要です。
清浄範囲 住宅の空気循環経路に取り付けるため、1台で家全体の空気を清浄化できます。全館空調システムと組み合わせれば、家中に均一にきれいな空気を届けられます。 基本的に1台で1部屋の空気を清浄化するため、家全体の空気をきれいにしたい場合は、部屋ごとに空気清浄機を設置する必要があります。
省エネ性 独自の電子式集塵技術により、ファンの消費電力を抑え、省エネルギーに貢献します。 フィルタの目詰まりにより、ファンの消費電力が増加する傾向があります。
設置場所 住宅の換気・空調システムに組み込むため、リビングや寝室などのスペースを占有しません。 部屋のスペースを必要とします。

 
ビルトイン空気清浄機は、住宅の換気システムや空調システムと一体化して設置されるため、目立たず、インテリアにも調和します。そして何より、そのフィルタ性能とメンテナンス性に大きなメリットがあります。トルネックスのビルトイン空気清浄機が気になった場合は、こちらのページで詳細を見てみましょう。
 

空気清浄機のフィルタ掃除に関するよくある質問

空気清浄機のフィルタ掃除に関して、多くの方が疑問に思われる点についてQ&A形式で解説します。

加湿機能つき空気清浄機のタンクのカビ掃除はどうすればいいですか?

加湿機能付き空気清浄機のタンクは、こまめにお手入れをしないとカビや雑菌が繁殖しやすくなるので以下を参考にお手入れすることをおすすめします。
 
1. 本体からタンクを取り外し、内部の水を全て捨てます。
2. タンク内にクエン酸水溶液(水1Lにクエン酸大さじ1~2杯)を入れ、数時間浸け置きします。
3. 柔らかいスポンジなどで軽くこすり洗いし、水でよくすすぎます。
4. 風通しの良い日陰で、完全に乾かしてから本体に戻します。
 
健康のためにも、定期的なお手入れを心がけましょう。

空気清浄機フィルタの交換頻度を抑える方法は?

空気清浄機のフィルタ交換頻度を抑えるためには、日頃のお手入れが重要です。

メンテナンス方法 説 明
部屋を清潔に保つ 部屋全体のホコリや汚れをこまめに掃除することで、空気清浄機フィルタに捕集される汚れの量を減らすことができます。掃除機がけや拭き掃除を定期的に行いましょう。
プレフィルタの掃除をこまめに行う プレフィルタは、比較的大きなホコリや髪の毛などをキャッチする役割を担っています。このプレフィルタを定期的に掃除(掃除機で吸い取る、水洗いする)することで、内部の集じんフィルタへの負担を軽減し、寿命を延ばすことに繋がります。
空気清浄機の前に使い捨てシートを活用する 一部の製品では、プレフィルタの前に貼ることで、大きなホコリを事前にキャッチできる使い捨てのフィルタシートが販売されています。これらを活用することで、プレフィルタ自体の掃除頻度を減らすことができます。ただし、シートの交換も必要となるため、製品の仕様やコストを考慮して検討しましょう。

 

まとめ

空気清浄機のフィルタは、部屋の空気を清潔に保つために不可欠なパーツです。しかし、その機能を持続させるためには、定期的なお手入れが欠かせません。フィルタ掃除を怠ると、空気清浄能力の低下、異臭の発生、電気代の増加、故障の原因といった様々な問題が発生するので注意しましょう。

フィルタ掃除の手間を極力減らし、家全体の空気を常にきれいに保ちたいとお考えであれば、ぜひトルネックスのビルトイン空気清浄機をご検討ください。目詰まりしない、ご自身で洗える高性能フィルタが、あなたの住まいの空気環境を根本から変えます。ビルトイン空気清浄機の詳細は、こちらのページでご覧になれます。

 


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