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トルネックスコラム

【買い替えサイン?】空気清浄機の寿命と、フィルタ交換から解放される選択

2025/09/08

お使いの空気清浄機、購入してから何年経ちましたか?「最近、効き目が悪い気がする」「変な音がする…」と感じ、耐用年数が気になって調べている方も多いかもしれません。

一般的な空気清浄機の寿命は10年ほどと言われますが、実はその前に「集塵フィルタ」の交換時期がやってきます。数年ごとのフィルタ交換と、約10年での本体買い替え。このサイクルに、見えないコストと手間が潜んでいます。
この記事では、一般的な空気清浄機の寿命のサインから、耐用年数の概念を覆す「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」という新しい選択肢まで、長期的な視点で後悔しないための答えをご紹介します。

空気清浄機の「耐用年数」知っておきたい基本

「この空気清浄機、あと何年使えるんだろう?」という疑問に答えるため、まずは耐用年数の基本と、寿命が近いときに見られるサインについて解説します。

ホコリだらけのフィルタ

メーカーが定める「耐用年数」と実際の寿命

空気清浄機の寿命を考えるとき、いくつかの指標があります。

用語 内容 目安
法定耐用年数 税法上の資産価値を計算するための期間。「製品の寿命」ではない。 6年
部品保有期間 メーカーが修理用部品を保有している期間。この期間内は修理可能。 製造終了後6年~
実際の寿命 使用状況によるが、一般的にファンモーターなどが寿命を迎える期間。 10年

 
税務上の「法定耐用年数」は6年ですが、これは製品が6年しか使えないという意味ではありません。実際には、多くの方が10年程度を目安に使用しています。メーカーが修理部品を保有する期間を過ぎると修理が難しくなるため、一つの買い替え目安と言えるでしょう。

これって寿命?空気清浄機の買い替えサイン

お使いの空気清浄機に以下のような症状が見られたら、それは寿命が近いサインかもしれません。

・吸引力の低下:
 前面や側面にティッシュなどを近づけても、吸い付きが弱い。

・異音:
 ファンから「カラカラ」「ブーン」といった通常とは違う音がする。

・異臭:
 排出される空気から、カビ臭いやホコリっぽいニオイがする。

・電源の不具合:
 電源が入らない、または運転が途中で止まってしまうことがある。

これらの症状は、内部の部品が劣化している可能性を示しています。

寿命の主な原因は「ファン」と「フィルタ」の劣化

空気清浄機の寿命を迎える主な原因は、大きく分けて2つあります。一つは、空気を吸い込み、送り出すための「ファンモーター」の経年劣化。そしてもう一つが、空気の汚れをキャッチする「フィルタ」の劣化や目詰まりです。特にフィルタは、本体よりも短いサイクルで寿命を迎える消耗品です。
 

見過ごせない!本体より先に寿命が来る「フィルタ」の問題

空気清浄機の性能を維持し、長く使い続けるためには「フィルタ」の状態が非常に重要です。本体がまだ使えても、フィルタが寿命を迎えれば空気はキレイになりません。

数年で交換が必要な集塵フィルタと脱臭フィルタ

空気清浄機の性能を維持するためには、フィルタの役割を理解し、適切にメンテナンスすることが不可欠です。主に3種類のフィルタが搭載されていますが、それぞれの特徴と注意点を見ていきましょう。

1. 集塵フィルタ(HEPAフィルタなど)

花粉やハウスダスト、PM2.5などの細かい粒子を捕集する、空気清浄機の心臓部です。

メーカーによっては「10年交換不要」と謳っているモデルもありますが、これには注意が必要です。多くの場合、この表記は集塵フィルタのみが対象であり、脱臭フィルタは含まれません。さらに、この「10年」という期間は、ごく特定の条件下で算出された目安です。
ご家庭での喫煙やペットの有無、お部屋の汚れ具合によっては、数年で交換が必要になるケースも少なくありません。

2. 脱臭フィルタ(活性炭フィルタなど)

タバコ臭やペット臭、調理臭といった、生活の中で発生する様々なニオイの元を吸着する役割を担います。

脱臭フィルタは、集塵フィルタとは別に交換が必要となることがほとんどです。ニオイを吸着する能力には限界があるため、使用環境にもよりますが、数年での定期的な交換が推奨されています。お部屋のニオイが取れにくくなったと感じたら、交換のサインかもしれません。

3. プレフィルタ

エアコンのフィルタと同様に、ホコリや髪の毛、ペットの毛など、比較的大きなゴミを最初にブロックするフィルタです。

内部の集塵フィルタや脱臭フィルタを保護し、寿命を長持ちさせる重要な役割があります。プレフィルタは基本的に交換不要ですが、その分、こまめな清掃が極めて重要です。ここにホコリが詰まると、空気の吸い込み量が減ってしまい、空気清浄機全体の性能が著しく低下します。多くの機器の取扱説明書では「1ヶ月に1度」程度の清掃が推奨されており、掃除機でホコリを吸い取るなど、定期的にお手入れをすることが大切です。

交換しないとどうなる?性能低下とコスト増のリスク

寿命を迎えたフィルタを使い続けると、目詰まりによって空気の通り道が塞がれてしまいます。これにより、以下のようなリスクが発生します。

・集塵・脱臭性能の低下:
 本来の性能が発揮できず、空気がキレイにならない。

・電気代の増加:
 ファンに余計な負荷がかかり、無駄な電力を消費してしまう。

・本体の故障:
 モーターへの負荷が高まり、本体の寿命を縮める原因にもなる。

フィルタの交換は、性能維持だけでなく、経済的な観点からも重要なのです。
 

「本体ごと買い替え」ない、ビルトイン空気清浄

数年ごとのフィルタ交換と、約10年ごとの本体買い替え。このサイクルから解放される選択肢が「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」です。

トルネックスのビルトイン空気清浄機

住宅設備として、長く使い続ける思想

ビルトイン型は、家電のように部屋に「置く」のではなく、換気扇のように家の換気システムに「組み込む」住宅設備です。そのため、一時的な使用を前提とする家電とは異なり、住宅と同じようにメンテナンスをしながら長期間にわたって使い続けることを前提に設計されています。

洗浄再利用と、交換可能な高性能フィルタ

このシステムの心臓部である「電子式集塵フィルタ」は、静電気の力で汚れを捕集します。紙や不織布でできた一般的なフィルタとは違い、洗浄して繰り返し使用することが可能です。これにより、フィルタの在庫を探して購入する手間や、数年ごとに発生する交換コストから解放されます。

なお、この電子式集塵フィルタの耐用年数は約10年が目安ですが、部品として購入・交換が可能です。そのため、仮にフィルタの寿命が来た場合でも、システム全体を入れ替える必要はなく、必要な部分だけを新しくして長くお使いいただけます。

システム全体の安定稼働に貢献する、目詰まりしにくい構造

一般的な空気清浄機では、本体に内蔵されたファンモーターの劣化も寿命の大きな原因となります。
ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタは、空気清浄機能に特化したフィルタユニットであり、ファンは接続する全館空調や24時間換気システムのものを活用します。

本製品のフィルタは汚れを吸着する方式で、物理的に目が詰まる構造ではないため、空気の通り道が塞がれにくいという特長があります。これは、接続されている換気システムのファンに過度な負荷をかけにくく、システム全体の安定した稼働にも貢献します。

電子式集塵フィルタ集塵イメージ 一般的なフィルタの集塵イメージ
電子式集塵フィルタ集塵イメージ 一般的なフィルタの集塵イメージ

  

なぜ長く安心して使えるのか?トルネックス独自の技術力

ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタが、なぜ長寿命で高性能を維持できるのか。その背景には、確かな技術力と実績があります。

病院で培った業務用技術と第三者機関による性能証明

トルネックスは、もともと病院の手術室や精密機器工場など、高い清浄度が求められる業務用分野で技術を培ってきました。その技術を家庭用に応用しており、千葉大学や(一財)北里環境科学センターといった第三者機関による試験で、ウイルスやカビ、花粉アレルゲンなどに対する高い除去性能が証明されています。

性能を自動で最適化する「段階制御技術」

搭載されたセンサが室内の温湿度や空気の汚れ具合を検知し、運転を自動で最適化する独自の「段階制御技術」を採用。これにより、フィルタへの負荷を抑えながら常に安定した性能を保ち、長寿命化にも貢献しています。

トルネックス空気清浄フィルタ 特徴

トルネックス空気清浄フィルタ 特徴

長期利用のための厳しい安全基準

電子式集塵フィルタは微量のオゾンを発生させますが、その量は国際的な安全基準(IEC規格)で定められた基準値を大幅に下回っており、安全性が確保されています。また、住宅設備として重要な結露対策など、長く安心して使用するための設計が随所に施されています。
 

まとめ:空気清浄機の「耐用年数」で悩む時代は終わり

空気清浄機の寿命は、ファンモーターの劣化だけでなく、数年ごとに訪れるフィルタの寿命にも大きく左右されます。その都度、交換フィルタを探し、費用を払い、本体の買い替え時期に悩む。そんなサイクルが当たり前だと思っていませんか。

一度導入すれば、フィルタ交換の手間とコストから解放され、長期間にわたって家全体の質の高い空気環境を維持し続ける。「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」は、空気清浄機の「耐用年数」という考え方そのものを変える、これからのスタンダードです。

 


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