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空気清浄機の置き場所を部屋別・目的別に紹介!使用時の注意点は?

2025/09/09

空気清浄機を置く場所にお悩みではありませんか?リビング、寝室、玄関など、お部屋によって効果的な置き場所は異なります。また花粉対策やペットの臭い対策など、目的別に効果を最大限に引き出すための設置場所がある点もおさえておきましょう。

本記事では、空気清浄機の効果を最大限に引き出すための「部屋別」と「目的別」の置き場所を詳しく解説します。さらに、エアコンや加湿器など、他の家電との併用時の注意点や、効果的な設置の基本についてもご紹介します。

「空気清浄機を置くと部屋が小さく感じる」「部屋ごとに空気清浄機を置くのはちょっと…」「コードが邪魔」と感じる方におすすめの空気清浄機も紹介するので、ぜひお役立てください。

空気清浄機の効果に関わる置き場所の基本

空気清浄機 設置場所 基本

空気清浄機の効果を最大限に引き出すためには、適切な設置場所を選ぶことが大切です。設置場所を間違えると、せっかくの機能が十分に発揮されないだけでなく、故障の原因になることもあります。

基本として、空気清浄機の吸気口や吹出口を家具や壁などで塞がないように注意しましょう。吸気口が塞がれると空気を十分に吸い込めず、吹出口が塞がれると清浄された空気が部屋全体に効率よく循環しません。可能であれば、少し高さを出して置くことで、床付近のホコリを吸い込みにくくし、より効果的な空気清浄が期待できます。
 

部屋別に見る空気清浄機の置き場所・設置時のポイント

空気清浄機は、設置する部屋の広さや用途、そこで発生しやすい空気の汚れの種類によって、最適な置き場所が異なります。ここからは適切な場所に設置することで、空気清浄機の効果を最大限に引き出すためのポイントを見ていきましょう。

リビング:家族が集まる空間の空気を効率的に浄化

リビングは、家族が集まる共有スペースであるため、ホコリ、ハウスダスト、料理の臭い、さらには人の出入りによる外気の汚れなど、多様な汚染物質が発生しやすい環境と言えます。そんなリビングで空気清浄機の効果を最大限に引き出すためには、部屋の中央付近に設置するのがおすすめです。

これにより、空気の循環が促進され、部屋全体の空気を効率的に浄化できます。例えば、ソファの横や、リビングテーブルの近くなど、人がいる空間の中心に近い場所に置くことで、よりダイレクトに空気の清浄効果を感じやすくなります。

寝室:快眠をサポートする静かでクリーンな環境づくり

寝室では、睡眠の質を高めるために、静かでクリーンな空気環境が重要です。空気清浄機を置く場所としては、床に近い低い位置に設置するのがおすすめです。なぜならハウスダストやホコリといった重い粒子は床付近に滞留しやすいため、空気清浄機を低い位置に置くことで、ホコリなどを効率的に吸引しやすくなるからです。

なお寝ている間は、静音モードやナイトモードなどを活用し、運転音を最小限に抑えるようにしましょう。機種によっては、照明をオフにする機能や、風量を自動調整する機能も搭載されている点も把握しておきましょう。

玄関:外からの汚れや匂いの侵入を防ぐ

玄関は、外部からの花粉やホコリ、さらには雨や雪で付着した汚れ、さらには靴の臭いなど、様々な汚染物質が持ち込まれやすい場所です。玄関に空気清浄機を設置することで、これらの侵入を防ぎ、家全体の空気を清潔に保つ効果が期待できます。

スペースが限られている玄関には、スリムなデザインの省スペースタイプや、壁掛けタイプの空気清浄機がおすすめです。これにより、人の動線を妨げることなく、効果的に空気の浄化ができます。また帰宅時に玄関ドアを開けた瞬間に、外からの汚染物質の流入を最小限に抑えるため、ドアを開けてすぐの場所に設置するとより効果的です。

ワンルーム:限られた空間で最大限の効果を引き出す

ワンルームマンションなどの限られた空間では、空気清浄機をどこに置くかでその効果が大きく変わってきます。部屋の中央付近に設置することで、部屋全体の空気を効率的に循環させ、隅々まで空気清浄効果を届けることができます。

また、玄関に近い場所に置くことも有効です。これは、外部からの花粉やホコリの侵入を防ぐだけでなく、部屋の中央に置くスペースがない場合でも、効果的に空気を循環させることができるからです。ただし、ワンルームの場合は、家具の配置や生活動線を考慮し、コードにつまずいたり、本体を倒してしまったりしないよう、安全な場所を選びましょう。

ユーティリティルームなど:特定の用途に合わせた設置

ユーティリティルームや子ども部屋、書斎など、特定の用途に合わせた部屋に空気清浄機を設置するのも効果的です。

例えば、ユーティリティルームに洗濯物を干す場合、湿気がこもりやすいため、除湿機能付きの空気清浄機を設置すると、カビや生乾きの臭い対策に役立ちます。また、子ども部屋では、アレルギーやハウスダスト対策として、床に近い位置に設置すると良いでしょう。

花粉・アレルギー・感染症対策

空気清浄機の設置場所 花粉・アレルギーなどの対策

花粉やアレルギー、感染症対策として空気清浄機を効果的に活用するには、外からの汚染物質の侵入経路となる玄関や窓際への設置がおすすめです。これらの場所は、花粉やウイルスが室内に持ち込まれやすいポイントだからです。

玄関に置くことで、外から持ち込まれた花粉やウイルスがリビングなどに広がるのを防ぎます。窓際に設置することで、開閉時に室内に入り込む花粉やPM2.5などを素早く吸引できます。

また、感染症対策としては、人が集まるリビングや、長時間過ごす寝室にも設置し、空間全体の空気を清浄に保つことが重要です。複数の場所に空気清浄機を配置することで、それぞれの場所で発生するアレルゲンやウイルス、菌などを効果的に低減させ、より健康的な室内環境を実現できます。

タバコのにおい対策

タバコの煙や臭いを効果的に除去するためには、空気清浄機を少し高い位置に設置することが推奨されます。タバコの煙は、発生源から上昇する性質があるため、煙が発生する場所よりも少し高い位置に空気清浄機を置くことで、煙が部屋全体に広がる前に吸引しやすくなります。

例えば、リビングで喫煙される方がいる場合、ソファの肘掛けやサイドテーブルの上など、目線に近い高さに置くのが効果的です。ただし、本体の転倒には十分注意し、安定した場所に設置してください。また、タバコの臭いは非常に拡散しやすいため、喫煙する部屋だけでなく、隣接する部屋にも空気清浄機を設置することで、臭いの広がりを抑えることができます。

ペットのにおい対策

ペットがいるご家庭では、ペット特有の臭いや抜け毛、フケなどが空気中に舞うため、空気清浄機の効果的な設置が重要です。ペットの臭い対策としては、ペットが過ごす時間が多い場所や、臭いの発生源となるペットのトイレ周辺に空気清浄機を設置するのが効果的です。

例えば、ペットのトイレの近くに置くことで、アンモニア臭やその他の不快な臭いを素早く吸引し、部屋全体の臭いを軽減できます。また、リビングや寝室など、ペットがくつろぐ場所にも設置することで、抜け毛やフケの飛散を抑え、アレルギー症状の緩和にもつながります。

コードが邪魔にならないよう、ペットがいたずらしないような配慮も必要です。可能であれば、コードを壁に沿わせて固定したり、コードカバーを使用したりするなどの工夫をしましょう。
 

空気清浄機の置き場所・使用時の注意点

空気清浄機を効果的に使用するためには、設置場所だけでなく、他の家電との併用や、日常的な使用における注意点も理解しておくことが重要です。これらの点に留意することで、空気清浄機の性能を最大限に引き出し、安全かつ快適に使用することができます。

エアコンとの併用時:気流を考えて設置場所を決める

空気清浄機とエアコンを併用する際は、それぞれの気流を考慮した設置が効果的です。暖房を使用している場合は、温かい空気は上昇しやすいため、空気清浄機をエアコンの対面、つまり部屋の下方に設置すると、冷たい空気を効率的に温め、部屋全体に温かい空気を循環させやすくなります。

一方、冷房を使用している場合は、冷たい空気は下降する性質があるため、空気清浄機をエアコンの下に置くのがおすすめです。

これにより、エアコンから放出される冷気を素早く取り込み、部屋全体の温度を均一に保ちやすくなるでしょう。どちらの場合も、空気清浄機の吸気口や吹出口がエアコンの風で直接塞がれないように、適切な距離を保つことが大切です。

加湿器・除湿機との併用:適切な距離に設置する

加湿器や除湿機と空気清浄機を併用する際は、それぞれの機械が干渉し合わないように、適切な距離を保って設置することが重要です。加湿器の吹出口から出るミストが空気清浄機のフィルターに直接当たると、フィルターの劣化を早めたり、カビの発生を促したりする可能性があります。

そのため加湿器や除湿機とは、最低でも1メートル以上離して設置するのがおすすめです。また空気清浄機の吹出口の向きを、加湿器や除湿機の吹出口と反対方向に向けるなどの工夫も有効です。これにより、それぞれの機器の機能を妨げることなく、快適な湿度と清浄な空気を同時に実現できます。

ファンヒーターなどの暖房器具との併用:熱や直射日光を避ける

ファンヒーターなどの暖房器具と空気清浄機を併用する際は、熱源や直射日光から空気清浄機を遠ざけることが重要です。ファンヒーターは熱を発するため、空気清浄機がその熱に直接さらされると、本体の過熱や内部部品の劣化につながる可能性があります。

また直射日光が長時間当たる場所も、本体の変色や機能低下の原因となることがあります。これらの熱源や直射日光を避けるために、空気清浄機は暖房器具から十分な距離をとり、窓際から少し離れた場所に設置するようにしましょう。これにより、空気清浄機を安全かつ長期間にわたって使用することができます。

適切な高さに設置する:除去したい物質をふまえて設置位置を決める

空気清浄機を設置する高さを決める際は、除去したい空気中の物質の種類を考慮することが重要です。例えば、タバコの煙や料理の臭いなど、発生源から上昇する性質のある物質には、少し高めの位置に置くと効果的です。

机や棚の上に置く場合は、本体の安定性を確保し、落下や転倒の危険がないか十分に確認する必要があります。特に、小さなお子さんやペットがいる家庭では、誤って触れて倒してしまうことのないよう、安定した台の上に設置する、あるいは落下防止策を講じるなどの配慮が必要です。床に直接置く場合は、ホコリを吸い込みやすいため、定期的な掃除を心がけましょう。
 

空気清浄機の置き場所が気になる方にはビルトイン空気清浄機がおすすめ

空気清浄機は、効果を最大限に発揮するためには壁や家具から離れた場所に設置することが推奨されています。しかし、そうなると部屋の中心に近い場所に置くことになり、生活空間を圧迫することがあります。

そこで、部屋のスペースを占領したくない、場所をとられたくない、とお考えの方には、ビルトイン空気清浄機がおすすめです。ビルトイン空気清浄機は、天井裏や壁の中などに組み込むことができるため、室内の生活スペースを圧迫することなく、常にクリーンな空気環境を維持できます。

見た目もすっきりしており、インテリアの邪魔になりません。また、全館空調システムと連携させることで、家全体の空気を効率的に浄化・循環させることが可能です。これにより、各部屋に個別の空気清浄機を置く必要がなくなり、省スペースかつスマートに空気質を管理できます。

ビルトイン空気清浄機は、初期費用こそかかるものの、長期的に見れば、複数のポータブル空気清浄機を個別に購入・管理するよりも効率的で、より快適な室内空気環境を実現できる選択肢と言えるでしょう。ビルトイン空気清浄機が気になった際は、こちらのページで詳細をチェックしてみましょう。
 

まとめ

空気清浄機を最大限に活用するには、設置場所選びが重要です。リビングでは部屋の中央付近、寝室では床に近い低い位置、玄関では外からの汚染物質の侵入を防ぐためにドア付近に設置するなど、部屋の特性や目的に応じた配置を心がけましょう。

もし、これらの設置場所の検討や、配線、スペースの確保に悩んでいる場合は、空間を有効活用できるビルトイン空気清浄機がおすすめです。空気清浄機を賢く配置し、ご自宅の空気を常にきれいに保ち、快適で健康的な生活空間を実現したい方は、こちらのページでビルトイン空気清浄機の詳細をご覧ください。

 


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