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トルネックスコラム
空気清浄機でPM2.5対策|後悔しない選び方と”家ごと守る”新常識
2025/09/09
PM2.5の飛散は、特にお子様がいる家庭で心配の種です。
ただ、高性能空気清浄機1台では不十分かもしれません。家全体の空気を24時間清浄し、PM2.5の侵入を防ぐ、より確実な方法があります。
この記事では、一般的な空気清浄機の限界と、家全体を守る本質的なPM2.5対策をご紹介します。
PM2.5から家族を守るために。知っておきたい基礎知識
効果的な対策のためには、まず敵を知ることが重要です。PM2.5とは何か、なぜ対策が必要なのかを解説します。
非常に小さい粒子「PM2.5」の正体と健康へのリスク
PM2.5とは、大気中に浮遊する直径2.5マイクロメートル(μm)以下の非常に小さな粒子の総称です。その大きさは、髪の毛の太さの30分の1程度しかなく、肉眼では見ることができません。
粒子 | 直径の目安 |
---|---|
髪の毛 | 約70μm |
スギ花粉 | 約30μm |
PM2.5 | 2.5μm以下 |
粒子が非常に小さいため、呼吸によって肺の奥深くまで入り込みやすく、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患や、循環器系への影響が懸念されています。
こうした健康リスクから人の健康を保護するため、国はPM2.5の環境基準を定めています。
【PM2.5の環境基準】
・1年平均値: 15µg/m³ 以下
・1日平均値: 35µg/m³ 以下
天気予報などでこの基準値を超える予測が出た際には、特に呼吸器が未発達な小さなお子様やお年寄り、持病のある方は注意が必要です。
PM2.5はどこから来る?主な発生源
PM2.5は、西の大陸などから飛来する越境汚染のイメージが強いですが、発生源はそれだけではありません。
◎自然由来: 火山活動による噴煙など
◎人為的由来:
・工場や発電所などから排出されるばい煙
・自動車の排気ガス
・ストーブなど家庭での燃料燃焼
このように、国内外の様々な要因が絡み合って発生しており、私たちの生活の身近に存在しています。
【一般的な選び方】PM2.5対策で空気清浄機を選ぶ際のポイント
市販の空気清浄機でPM2.5対策を行う場合、どのような基準で選べば良いのでしょうか。一般的なポイントを2つご紹介します。
最重要項目は「フィルタ性能」。”HEPAフィルタ”とは?
PM2.5対策で最も重要なのが、いかに小さな粒子を捕集できるかという「フィルタ性能」です。その基準となるのが「HEPA(ヘパ)フィルタ」です。
HEPAフィルタは、「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有し、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」とJIS規格で定められています。簡単に言えば、PM2.5(2.5μm以下)を十分に捕集できる高性能なフィルタと覚えておけばよいでしょう。また、同等の性能を持つ電子式集塵フィルタもあります。多くのメーカーがPM2.5対応を謳う製品にこのHEPAフィルタを採用しています。
部屋の広さに合った「適用床面積」を選ぶ
「適用床面積」とは、「規定の粉塵濃度の汚れを30分で清浄できる部屋の広さ」を示す目安です。PM2.5のように屋外から常に侵入してくる粒子に対応するには、より迅速な清浄能力が求められます。そのため、実際に使用する部屋の広さの2〜3倍の適用床面積を持つモデルを選ぶと、より効率的に空気をきれいにできると言われています。
置き型空気清浄機の「限界」
HEPAフィルタ搭載で、適用床面積も十分なモデルを選べば万全なのでしょうか。実は、置き型の空気清浄機だけでは解決が難しい、いくつかの課題が存在します。
空気清浄機のない部屋はPM2.5が滞留したまま
高性能な空気清浄機をリビングに置いても、その効果が及ぶのは基本的にその部屋だけです。PM2.5は非常に軽く、人の動きやわずかな空気の流れに乗って家中に拡散します。多くの時間を過ごす寝室や、特に空気の質に配慮したい子供部屋が無防備なままでは、本当の意味で安心とは言えません。
微細な粒子による「フィルタの目詰まり」と性能低下
HEPAフィルタは非常に目が細かいため、PM2.5のような微細な粒子を捕集し続けると、徐々にフィルタが目詰まりを起こします。目詰まりしたフィルタでは、空気の通りが悪くなり、集塵性能が低下してしまいます。高い性能を維持するためには、メーカーが推奨する時期(1〜2年ごとなど)に数千円〜1万円以上するフィルタを定期的に交換する必要があり、手間とコストがかかり続けます。
換気で入るPM2.5と、閉め切ることでこもる空気
「PM2.5が多い日は窓を閉め切りましょう」とよく言われます。しかし、窓を閉め切ったままでは、今度は室内の二酸化炭素濃度が上昇したり、建材などから発生する化学物質やハウスダストが滞留したりしてしまいます。健康のためには換気が必要ですが、窓を開ければPM2.5が侵入する。このジレンマは、置き型空気清浄機では根本的に解決できない問題です。
PM2.5対策は「家ごと」行う時代へ
部屋ごとの対策の限界を超える、新しい答え。それが「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」で家ごと対策するという考え方です。
換気の通り道で微粒子を捕らえる「電子式集塵フィルタ」
このシステムは、家の24時間換気システムの給気口、つまり外の空気が家の中に入る一番最初の通り道に設置します。PM2.5を含んだ外気が家の中に入る前にフィルタでブロックし、クリーンになった空気だけを家中に循環させる仕組みです。
目詰まりしないから、高い除去性能がずっと続く
採用されている「電子式集塵フィルタ」は、静電気の力でPM2.5などの微粒子を吸着します。HEPAフィルタのように物理的に濾し取る方式とは異なり、目詰まりによる性能劣化が起きにくいのが最大の特長です。これにより、長期間にわたって高い除去性能を維持し続けることができます。
家中まるごと対策できるから、複数台設置も不要
換気システムと連動するため、この1台でリビングはもちろん、寝室、子供部屋、廊下まで、家の隅々まで清浄された空気を届けることができます。部屋ごとに空気清浄機を置く必要がなくなり、経済的である上に、置き場所やコードに悩まされることもありません。実際に電子式集塵フィルタ・ビルトイン空気清浄機を導入した家のイメージ図です。
トルネックスが選ばれる理由
「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」がなぜPM2.5対策として信頼できるのか。その理由は、客観的なデータと長年培われた技術力にあります。
第三者機関が証明する高い集塵力
トルネックスの電子式集塵フィルタは、一般的な高性能フィルタであるHEPAフィルタと同等の集塵効率を誇ります。その性能は、(一財)北里環境科学センターなどの第三者機関による性能試験でも証明されており、PM2.5をしっかりと捕集できることが客観的なデータで裏付けられています。
ウイルス・カビにも対応する業務用レベルの技術
トルネックスの技術は、もともと病院の手術室や精密工場など、特にクリーンな環境が求められる業務用分野で開発されたものです。そのため、PM2.5だけでなく、さらに微細なウイルスが付着した飛沫やカビの胞子など、様々な空気の脅威に対応できる高い性能を持っています。
まとめ:目に見えないPM2.5の脅威には、本質的な対策を
ご家族の健康を脅かす、目に見えないPM2.5。その対策は、リビングだけといった部屋単位の一時的なものでは不十分かもしれません。
本当の安心とは、換気をためらうことなく、24時間365日、家のどこにいても清浄な空気に包まれていること。
「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」は、PM2.5が家の中に入る前にブロックし、換気と空気清浄を両立します。これからのPM2.5対策として、家全体の空気を守り続けるという選択肢を、ぜひご検討ください。
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