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トルネックスコラム
【後悔しない】高級空気清浄機の選び方|違いは性能だけじゃない?
2025/09/09
「大切な家族のために、家の空気はいつも綺麗にしておきたい」 そう考え、性能の良い『高級空気清浄機』を探している方も多いのではないでしょうか。
しかし、数万円から数十万円まで価格も性能も様々。「一体何が違うの?」「本当に価格に見合う価値があるの?」と、その選択に迷ってしまうことも少なくありません。
さらに、リビングに一台置いても、寝室や子供部屋の空気はそのまま。結局、部屋の数だけ機器が必要になり、部屋の景観を壊してしまったり、置き場所やコードの処理、面倒なフィルタ掃除といった新たな悩みが生まれてしまいます。
この記事では、従来の「置き型」とは違う、これからの時代にふさわしい空気清浄の本質的な選び方をご紹介します。
高級空気清浄機に何を求める?価格と性能の一般的な関係
まず、価格による一般的な違いを理解しておきましょう。高価な空気清浄機は、主に「能力」「デザイン性」「静音性」そして長期的な「コスト」の観点で違いが見られます。
集塵・脱臭能力の違い
高級空気清浄機は、より広い空間の空気を迅速に清浄する能力に長けています。
◎適用床面積:
対応できる部屋の面積が広く、パワフルなファンを搭載しています。
◎センシング技術:
ホコリ、ニオイ、PM2.5などの微粒子を検知するセンサの精度が高く、自動運転時の効率が良い傾向にあります。
◎集塵・脱臭方式:
多くの製品で採用される「HEPAフィルタ」は、0.3マイクロメートルの粒子を99.97%以上捕集する性能を持ちますが、高級機ではさらに脱臭に特化した活性炭フィルタなどを組み合わせ、性能を高めています。
デザイン性と静音性
高価格帯の製品は、機能だけでなく、空間に置かれる「モノ」としての価値も追求されています。優れたデザインのものは、インテリアの一部として空間の質を高めてくれます。しかし、どれだけデザインが良くても、部屋ごとに機器を置けば、どうしても生活感が出てしまう側面もあります。
また、運転音の静かさも重要な要素です。特に寝室など静かな環境で24時間使うことを考えると、静音性の高さは快適性に直結します。
ランニングコスト
見落としがちですが、空気清浄機は購入後のコストも考慮する必要があります。
項目 | 一般的な空気清浄機 | 高級空気清浄機(一部) |
---|---|---|
本体価格 | 1万円~5万円 | 5万円~20万円以上 |
フィルタ交換 | 必要(1~2年に1回など) | 必要(~10年に1回など様々) |
フィルタ費用 | 3,000円~10,000円程度 | 10,000円~20,000円以上 |
一般的な「置き型」空気清浄機フィルタ交換費用は、数年間で本体価格に匹敵することもあり、長期的に見ると大きな出費となります。初期投資だけでなく、トータルコストで判断することが大切です。
その常識、本当?「置き型」空気清浄機の隠れたデメリット
一般的な「置き型」空気清浄機は手軽な一方で、生活する上でのデメリットも存在します。ここで改めて確認しておきたいのは、空気清浄機は、飽くまでも空気中に漂う粉塵に対して効果があるもので、天井や壁、床、ファブリック等に接しているホコリや花粉等の物質に対しては効果がないという点です。その上で、置き型特有の課題を見ていきましょう。
キレイなのはその部屋だけ?家中に潜む空気のよどみ
リビングに高性能な一台を置いても、その効果は壁で仕切られた寝室や子供部屋には及びません。家全体の空気をクリーンに保つためには、各部屋に空気清浄機を設置する必要があり、その分の購入コスト、設置スペース、そして管理の手間が増えてしまいます。
お掃除ロボットが通れない!意外と邪魔になるコードと本体
床に置かれた本体や電源コードは、掃除機をかける時やお掃除ロボットが動く際の障害物になりがちです。小さなお子様がいるご家庭では、コードに足を引っかけて転倒したり、本体を倒してしまったりするリスクも考えられ、日々の生活で小さなストレスの原因となります。
実はカビの原因に?電源OFFで発生する空気の滞留
電気代を気にして、または外出時に電源をOFFにすると、その間は当然ながら空気は清浄されません。さらに、停止している間にフィルタに付着したホコリが室内の湿気を吸い込み、機器内部でカビが繁殖する原因になることも。次に電源を入れた際、カビの胞子を部屋中にまき散らしてしまう可能性も指摘されています。
これからのスタンダードは「ビルトイン」という全く新しい選択
これらの置き型ならではの悩みを根本から解決するのが、ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタという選択肢です。
住宅の換気システムに組み込む「電子式集塵フィルタ」とは
これは、家の24時間換気システムや全館空調に直接組み込むタイプの空気清浄装置です。外から取り込む空気を、家の中に入る一番最初の段階で清浄します。使われているのは、静電気の力で汚れを吸着する「電子式集塵フィルタ」で、一般的な高性能フィルタであるHEPAフィルタと同等の集塵効率を持っています。
生活空間に機器を置かない快適性
本体は天井裏などに設置されるため、室内に機器やコードが一切露出しません。インテリアを損なうことなく、生活動線を邪魔することもないため、空間をスッキリと広く使えます。安全性も高く、掃除のストレスから解放されます。
置き型と比較!「ビルトイン空気清浄」の優れたポイント
「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」と一般的な置き型を比較すると、その違いは明確です。
比較項目 | ビルトイン型 | 一般的な置き型 |
---|---|---|
設置場所 | 天井裏など(室内に露出しない) | 床や棚の上 |
対応範囲 | 家全体を1台でカバー | 設置した部屋のみ |
フィルタのお手入れ | 必要(洗浄して再利用可能) | 必要(定期的な購入) |
お手入れ頻度 | 3ヶ月~半年に1回 | 月1回程度の掃除推奨 |
カビリスク | 極めて低い(24時間稼働) | 電源OFF時に発生の可能性 |
空間への影響 | インテリアを損なわない | 設置スペースとコードが必要 |
お手入れは3ヶ月~半年に1回、しかも洗浄して再利用可能
一般的な置き型空気清浄機のフィルタは、月に一度程度の掃除や数年ごとの交換が必要ですが、ビルトイン型の電子式集塵フィルタは、3ヶ月から半年に一度、水洗いするだけ。繰り返し使えるため、フィルタの購入費用というランニングコストがかかりません。
メンテナンス委託プランによる専門スタッフが訪問してフィルタ交換と機器点検を実施することもできるので機械操作が不安な方などはおすすめです。
24時間運転が基本だから、カビの心配がない
24時間換気システムと連動して常に稼働し、空気が流れ続けているため、フィルタ部分に湿気がとどまりにくく、カビが繁殖するリスクを大幅に低減できます。
除湿は?住宅性能との組み合わせで実現する快適空間
この製品自体に除湿機能はありません。しかし、近年の高気密・高断熱住宅に設置された換気システムと組み合わせることで、室内の湿気を含んだ空気を効率的に屋外へ排出します。これにより、家全体の空気をクリーンに保ちながら、結果として快適な湿度環境の維持にも貢献します。
まとめ
高級空気清浄機を選ぶとき、パワフルな性能や洗練されたデザインといった「機器そのもの」に注目しがちです。しかし、本当の意味での「高級」とは、機器の存在を意識させることなく、生活空間に溶け込み、手間をかけずに家全体の空気環境を常に高いレベルで維持できることです。
部屋ごとに機器を置き、定期的なフィルタ交換や掃除の手間に追われる生活から、一台で家全体の空気を管理していきましょう。新築やリフォームの際には、ビルトイン型フィルタをはじめとした空気環境づくりを検討してください。
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