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トルネックスコラム
空気清浄機は24時間つけっぱなしが正解?電気代とカビ問題を徹底解説
2025/09/10
「空気清浄機は24時間つけっぱなしが効果的」-そうは言っても、やはり電気代が心配ですよね。ただ、「運転を止めると、かえってカビのリスクが高まるかもしれない」としたら、どうでしょう?ご家族の健康のために導入した空気清浄機だからこそ、その気になる関係性をしっかり理解して、最も効果的な使い方をしたいですよね。
さらに、一般的な置き型の空気清浄機をつけっぱなしにしても、実は家全体の空気をきれいに保つのは難しいのが現実です。
この記事では、置き型空気清浄機の24時間運転に関する疑問を解消しつつ、手間なく経済的に家中の空気をクリーンにするための「新しい常識」をご紹介します。
空気清浄機は「24時間つけっぱなし」が最も効果的
結論から言うと、空気清浄機の効果を最大限に引き出すためには「24時間つけっぱなし」が正解です。その理由を解説します。
ハウスダストが床に落ちる前に、空中で捕らえる
ハウスダストや花粉は、人がいないと数時間かけてゆっくりと床に落下します。そして、人が歩いたりドアを開け閉めしたりするたびに、再び空気中に舞い上がります。この繰り返しを断ち切るには、24時間常に空気を循環させ、ホコリや花粉が空気中を浮遊している間に捕集し続けることが重要です。
ここで大切なのは、空気清浄機は、あくまでも空気中に漂う粉塵に対して効果があるもので、一度天井や壁、床、カーテンなどに付着してしまった物質に対しては効果がないという点です。だからこそ、落下する前に常時運転で捕らえ続ける必要があるのです。
目に見えないウイルスや花粉にも常時稼働が有効
窓の開閉や人の出入りによって、ウイルスや花粉は絶えず屋外から侵入してきます。24時間運転していれば、これらの侵入してきた汚染物質が部屋の隅々まで拡散する前に、素早く除去することができ、クリーンな状態を維持しやすくなります。
「つけっぱなしの電気代」はいくら?
24時間運転で最も気になるのが電気代です。しかし、近年の省エネ性能が高いモデルであれば、心配するほどの金額にはならないケースがほとんどです。
【メーカー別】一般的な空気清浄機の電気代シミュレーション
実際に、主要メーカーの代表的なモデルを「静音(弱)モード」で24時間30日間つけっぱなしにした場合の電気代をシミュレーションしてみましょう。
メーカー・機種(例) | 消費電力(静音モード) | 1ヶ月の電気代(目安) |
---|---|---|
A社 | 約7W | 約160円 |
B社 | 約5W | 約115円 |
C社 | 約4W | 約92円 |
※消費電力は各社公式サイトの公表値を参照。
※電気料金は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)で計算。
このように、つけっぱなしでも月々の負担は数百円程度に収まることがわかります。
要注意!置き型空気清浄機「つけっぱなし」の思わぬ落とし穴
電気代の心配は少ない一方で、一般的な置き型空気清浄機を24時間運転する際には、注意すべき点もあります。
ON/OFFで、かえって内部がカビやすくなる
運転を停止している時間は、フィルタに吸着したホコリが室内の湿気を吸い、カビが繁殖しやすい環境になります。再び運転を開始した際に、カビの胞子を室内にまき散らしてしまう恐れがあるため、定期的なフィルタの手入れが不可欠です。24時間つけっぱなしの場合でも、フィルタの汚れは蓄積するため、こまめなメンテナンスを怠ると同様のリスクがあります。
ホコリによるトラッキング火災のリスク
長期間つけっぱなしにしていると、電源プラグとコンセントの間にホコリが溜まりやすくなります。このホコリが湿気を吸うと、漏電して発火する「トラッキング現象」を引き起こす危険性があります。安全のため、定期的にプラグ周りの清掃も必要です。
【次世代の新常識】家の「換気システム」で空気清浄する時代へ
置き型家電の電気代や手入れの手間を気にする運用から、家のシステムとして空気清浄を根本から解決するという新しい視点があります。
24時間運転が前提の「ビルトイン空気清浄」という選択肢
「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」は、家の24時間換気システムに直接組み込む新しいタイプの空気清浄装置です。換気と空気清浄を同時に行うため、「つけっぱなし」が基本。特別な操作や運転モードを気にすることなく、24時間365日、家全体の空気をクリーンに保ちます。
低圧力損失で省エネ。だから24時間運転でも経済的
このシステムに採用されている「電子式集塵フィルタ」は、一般的な紙のHEPAフィルタに比べて空気の抵抗(圧力損失)が非常に少ないのが特長です。これにより、換気ファンのモーターに余計な負荷がかからず、消費電力を抑えることができます。
一般的な空気清浄機×3台 | ビルトイン型(トルネックス) | |
---|---|---|
消費電力(強運転) | 約147W | 約42W |
1ヶ月の電気代 | 約3,331円 | 約950円 |
1年間の電気代 | 約39,972円 | 約11,406円 |
交換フィルタ | 約24,000円 | 0円 (フィルタ清浄再生可能) |
年間合計コスト | 約63,972円 | 約11,406円 |
※1kWあたり31円で計算。
消費電力の詳細は製品により異なります。このように、家全体をカバーしながら、ランニングコストを大幅に抑えることが可能です。
年間、52,566円の差になります。
※1 サーキュレーション空気清浄の場合(FBシリーズ)
※2 24時間運転、1kWあたり31円で計算
空気清浄機3台分:強運転 消費電力:49W × 3台=147W
サーキュレーション空気清浄:消費電力:清浄機12W+ファン30W=42W
ビルトインだから解決!「つけっぱなし」のあらゆる悩み
置き型空気清浄機の「つけっぱなし」運用で生じる様々な悩みを、ビルトイン型なら根本から解決できます。
洗って使える電子式集塵フィルタで、交換コストはゼロに
フィルタは洗浄して繰り返し使用できるため、つけっぱなしによるフィルタの寿命劣化や、数年ごとの交換コストを心配する必要がありません。
常に空気が流れるから、カビの心配がない
24時間、常にシステム内で空気が流れているため、ホコリや湿気が滞留しにくく、機器内部でカビが発生するリスクを大幅に低減できます。
住宅設備に求められる高い安全性
電源プラグが室内に露出することがなく、住宅設備として厳しい安全基準をクリアして設計されています。そのため、トラッキング火災などを心配することなく、安心して24時間使い続けることができます。
まとめ
置き型空気清浄機の「つけっぱなし」運用は、効果を高める正しい使い方ですが、電気代、カビ、火災リスク、そしてフィルタ交換の手間やコストといった、様々な悩みや管理が伴います。
それらの悩みから解放され、何も意識することなく家全体の空気を24時間、効率的かつ経済的にきれいに保つことができる「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」です。
これからの空気清浄は、家電のスイッチを入れるのではなく、家の基本性能として組み込む時代へ。ご家族が毎日吸い込む空気を、最も確実な方法で守りませんか。
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