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トルネックスコラム
コスパで選ぶ空気清浄機。10年後のトータルコストで考える【2025年版】
2025/09/10
「コスパの良い空気清浄機」を探して、本体価格の安さだけで選ぼうとしていませんか?
実はその選び方、数年後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔するかもしれません。空気清浄機の本当のコストは、購入時の価格だけでなく、その後何年も払い続ける「交換フィルタ代」や「電気代」に隠れています。
この記事では、目先の価格に惑わされず、10年後も「これを選んで良かった」と思える、本当の意味で”コスパ最強”の空気清浄機の選び方をご紹介します。
その「コスパ」の考え方、間違っているかも?コストの全体像
空気清浄機の「コスパ」を正しく判断するには、購入時に支払う金額だけでなく、使い続ける限り発生する費用も含めた「総コスト(トータルコスト)」で考えることが重要です。
空気清浄機の「コストパフォーマンス(コスパ)」を正しく評価するためには、製品の購入時だけにかかる費用だけでなく、製品を使い続ける限り発生し続ける「継続的な費用」も包括的に考慮し、それらを合計した「トータルコスト」で比較検討することが極めて重要です。
空気清浄機の総コストは、主に以下の3つの要素で構成されます。
コストの種類 | 内 容 |
---|---|
① 初期費用(イニシャルコスト) | 本体購入価格 |
② 維持費用(ランニングコスト) | 毎月の電気代。24時間運転が推奨されるため、継続的に発生。 |
③ 最大の維持費用(ランニングコスト) | 定期的なの交換フィルタ代。長期的に見て最も大きな負担になりやすい費用。 |
総コスト = ①本体価格 + ②電気代 + ③フィルタ代 |
本体価格が安くても、③のフィルタ代が高額な場合、数年後には総コストが逆転してしまうケースも少なくありません。
本体が安くても「フィルタ交換」で損をする現実
空気清浄機のコストパフォーマンスを考える上で、最も注意すべきなのが「交換フィルタ」です。
一般的な交換フィルタの価格と推奨される交換頻度
多くの空気清浄機で採用されている高性能なHEPAフィルタなどは、数千円から1万円を超えるものが一般的です。これらのフィルタは、製品にもよりますが1〜2年、あるいは「10年間交換不要」とされているものでも、使用状況によってはより短い期間で交換が必要になることがあります。
10年間でかかるフィルタ代を計算してみると…
仮に、本体価格30,000円の空気清浄機で、8,000円のフィルタを2年ごとに交換する必要があった場合、10年間でかかるフィルタ代を計算してみましょう。
8,000円(フィルタ代) × 5回(10年間での交換回数) = 40,000円 |
この場合、フィルタ代だけで本体価格を上回ってしまいます。
さらに、もう一つ考慮すべき点があります。一般的な濾過するタイプのフィルタは、長年の使用でホコリなどが網目に詰まることで、空気の通りが悪くなる可能性があります。そうなると、新品時と比べて風量が落ち、お部屋の空気を清浄する能力が低下してしまうことも考えられます。処理できる風量が落ちているのに、電気代だけは変わらず消費し続ける状態は、コストパフォーマンスが良いとは言えませんね。
「本当のコスパ」を叶える新しい方法
「本体価格が安くても、フィルタ交換で結局高くつく」「部屋の数だけ本体が必要で、出費がかさむ」 こうした従来の空気清浄機が抱えるコストの課題を、根本から解決する新しい考え方があります。
「部屋ごと」に買うから「家まるごと」1台で済ませる
空気清浄機は「キレイにしたい部屋の数だけ必要」と思っていませんか?もし、家全体の空気をたった1台でカバーできれば、複数台購入にかかる初期費用を大幅に削減できます。さらに、家中どこにいてもきれいな空気を享受できるため、快適さも向上します。一般的な空気清浄機とは一線を画す、広範囲をカバーできるモデルの導入を検討することで、無駄な出費を抑えながら、より良い住環境を実現できます。
フィルタは「交換」するから「洗浄」するものへ
ランニングコストの最大の原因である「フィルタ交換」。もし、フィルタを交換する必要がなく、洗浄して繰り返し使えるとしたら、維持費用は劇的に変わります。使い捨てフィルタの購入頻度が減ることで、家計への負担が軽減されるだけでなく、廃棄物も削減でき、環境にも優しい選択となります。長期的に見れば、初期費用を上回るコストメリットを生み出す可能性があり、賢い選択と言えるでしょう。
なぜビルトイン空気清浄は「コスパ」がいいのか
「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」が、長期的に見てコストパフォーマンスに優れている理由は明確です。
理由①:フィルタ交換費用が”ほぼゼロ”になるメリット
このシステムに採用されている「電子式集塵フィルタ」は、洗浄することで性能が回復し、繰り返し使用できます。そのため、ランニングコストの大部分を占めていた交換フィルタの購入費用が一切かかりません。
製品にもよりますが、目安は3ヶ月から半年に1回程度。フィルタを取り外して水洗いするだけなので、ランニングコストが大きく下がります。
比較軸 | トルネックス ビルトイン空気清浄機 |
一般的な置き型空気清浄機 |
---|---|---|
フィルタ | 洗浄して再利用可能 | 定期的な交換が必要 |
ランニングコスト | ほぼゼロ(電気代のみ) | フィルタ購入費(年間数千円〜) |
お手入れ頻度 | 3ヶ月〜半年に1回 | 1ヶ月に1回程度(プレフィルタ清掃) |
理由②:1台で家中カバー。複数台購入のコストを根本から削減
家の24時間換気システムに組み込むため、1台でリビング、寝室、子供部屋まで、家全体の空気を清浄します。部屋ごとに空気清浄機を買い足す必要がなくなり、複数台購入した場合と比較して、結果的に初期投資を抑えられる可能性があります。
理由③:省エネ設計で日々の電気代も賢く節約
電子式集塵フィルタは、一般的な紙のフィルタに比べて空気の抵抗が少ない構造です。そのため、換気システムのファンにかかる負荷を減らし、日々の電気代も抑えることにつながります。結果として、家全体の空気を清浄しながら、賢く省エネを実現します。
まとめ
「コスパの良い空気清浄機」とは、単に本体価格が安い製品のことではありません。10年という長いスパンで見たときに、「総コスト(本体価格+維持費用)が安く、かつ高い性能を維持し続けられること」が、本当の意味でのコストパフォーマンスです。
目先の価格だけで選んでしまい、数年後のフィルタ交換費用に驚いたり、知らず知らずのうちに性能が落ちたまま使い続けたりするのは避けたいものです。
これからの空気清浄機選びは、長期的な視点で「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」という選択肢を加えてみませんか。それは、あなたの家計とご家族の健康にとって、最も合理的で満足度の高い答えになるかもしれません。
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