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トルネックスコラム
空気清浄機の寿命は10年以上?買い替え時・長持ちさせるコツとは
2025/09/11
「空気清浄機はいつまで使えるのだろう?」「調子が悪くなってきた…寿命かな?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、空気清浄機の平均寿命や、寿命を左右するフィルタのメンテナンス方法、買い替えのサイン、そして長持ちさせるためのコツについて、分かりやすく解説します。寿命・メンテナンス頻度などから、買い替えを考えている方におすすめの空気清浄機も紹介するので、ぜひお役立てください。
空気清浄機の平均寿命・耐用年数
空気清浄機の寿命について、法定耐用年数と、実際に使用できる年数の両面から解説します。ご自身の空気清浄機がどのくらい使えるのか、目安を知ることで、適切な買い替えやメンテナンスのタイミングを判断するために、お役立てください。
法定耐用年数
空気清浄機の法定耐用年数は6年と定められています。これは税法上の減価償却計算などで用いられる年数で、この期間内であれば、メーカー保証が適用される場合が多く、修理対応可能なケースが多いです。
実際に使える年数
空気清浄機を実際に使用できる年数は、フィルタの寿命に左右されることが多いです。多くの空気清浄機では、集塵フィルタ(HEPAフィルタ)や脱臭フィルタの交換目安が約10年とされています。
適切にメンテナンスをすれば、10年以上使えることもあるでしょう。ただし使用頻度や環境、お手入れの状況によって寿命が変わる点には要注意です。例えばペットがいる家庭や、花粉の飛散が多い時期にフル稼働させている場合などは、フィルタの寿命が短くなりやすいと考えられます。
空気清浄機フィルタの寿命・メンテナンス方法
空気清浄機の性能を維持し、寿命を延ばすためには、フィルタのお手入れが不可欠です。ここでは、主要なフィルタの種類とそのメンテナンス方法、寿命(交換時期の目安)について解説します。
プレフィルタ
プレフィルタは、空気清浄機が最初に吸い込む大きなホコリやゴミを取り除く役割を担っています。これにより、内部の集塵フィルタ(HEPAフィルタ)などへの負担を軽減し、空気清浄機全体の寿命を延ばす効果があります。
プレフィルタは汚れ具合に応じてこまめにお手入れすれば、基本的に交換の必要はありません。しかし、破損してしまった場合は交換が必要です。
プレフィルタの主なメンテナンス方法は、「定期的に掃除機でホコリを吸い取る」「取り外して水洗いする」などです。製品によっては、水洗いができない場合もあるため、取扱説明書を確認しましょう。
集塵フィルタ(HEPAフィルタ)
集塵フィルタ(HEPAフィルタ)の寿命・交換時期は、一般的に約10年とされています。しかし、使用環境によっては、それよりも早く性能が低下する場合があります。
集塵フィルタ(HEPAフィルタ)は、空気中に浮遊する微細なハウスダストや花粉、PM2.5などを捕集する役割を果たしており、フィルタ性能が空気清浄機の浄化能力に直結します。集塵フィルタ(HEPAフィルタ)のお手入れは、掃除機で表面のホコリを吸い取る方法がよいでしょう。
なお濾過(ろか)するタイプのフィルタの場合、掃除機でのお手入れを定期的にしても、フィルタ内部に微細な汚れが残ってしまい、徐々に集じん効率が低下する可能性があります。お手入れを怠ると、フィルタに蓄積された汚れからカビが発生するリスクもあるため、注意が必要です。
脱臭フィルタ
タバコの臭いやペット臭、生活臭などを吸着し、お部屋の空気を快適に保つ役割を果たしている「脱臭フィルタ」の寿命は、約10年です。ただし臭いの感じ方には個人差があるため、臭いが気になるようになった際は、交換を検討しましょう。
なお脱臭フィルタは、基本的に水洗いや掃除機でのお手入れはできません。お手入れをすると、吸着能力が低下してしまうためです。
加湿フィルタ
加湿機能付きの空気清浄機には、加湿フィルタが搭載されています。このフィルタは、水を吸い上げて気化させることで、お部屋を加湿します。
加湿フィルタの交換時期は、一般的に約10年ですが、使用頻度や水道水の質によっても異なります。こまめなお手入れを心がけ、状態が悪くなったら交換しましょう。
加湿フィルタのお手入れ方法は、定期的な水洗いです。カルキ汚れなどが付着すると、加湿能力が低下したり、雑菌が繁殖したりする原因になります。取扱説明書に従って、適切にお手入れをしましょう。
空気清浄機の寿命が近づいた時の買い替えサイン
空気清浄機を長年使用していると、様々なサインが現れることがあります。これらのサインは、寿命が近づいている、あるいは故障の可能性があることを示唆しています。
異臭・異音がする
空気清浄機から普段と違う臭いや音がする場合、故障のサインかもしれません。例えば「焦げ臭い」「モーターの焼き付くような異臭がする」という場合、内部の部品が劣化・故障している可能性があります。
また異音も同様に、ファンモーターの不具合や、内部部品の破損などが考えられます。これらの症状が続く場合、安全のためにも使用を中止し、買い替えを検討しましょう。
吸引力が低下する
空気清浄機の吸引力が明らかに低下し、「以前のように部屋の空気を吸い込まなくなった」「空気がきれいになった気がしない」という場合も買い替えのサインです。フィルタの目詰まりや、内部ファンの性能低下が原因として考えられます。
なお、フィルタを清掃・交換しても改善されない場合は、本体の寿命が近いと言えるでしょう。
電源・表示ランプに異常が生じる
電源が入らない、電源が突然切れる、あるいは表示ランプの点滅がおかしいなど、電源系統や表示部分に異常が見られる場合も、故障の可能性が高いです。
これらの異常は、基盤やセンサーなどの部品の劣化が原因であることが多く、修理が難しい場合もあります。安全かつ快適に使用するためにも、買い替えを検討しましょう。
空気清浄機の寿命を延ばすコツ
空気清浄機を長く愛用するためには、日頃のお手入れと適切な管理が重要です。ちょっとした工夫で、寿命を延ばし、快適な空気環境を維持することができるので、次の項目からお手入れの仕方を見ていきましょう。
お手入れをする
空気清浄機の寿命を延ばす上で最も効果的なのは、定期的なお手入れです。特に、プレフィルタや集塵フィルタ(HEPAフィルタ)に溜まったホコリをこまめに掃除することで、空気の通りが良くなり、本体への負担を軽減できます。
また加湿機能付きの場合は、加湿フィルタやタンクの水垢なども定期的に清掃することで、カビや雑菌の繁殖を防ぎ、衛生的に使用できます。取扱説明書を確認し、各部品の清掃方法を守って実施しましょう。
適切に保管をする
長期間空気清浄機を使用しない場合は、適切な保管を心がけましょう。まず、保管する前にフィルタを取り外し、ホコリなどをきれいに掃除しておきます。
その後、フィルタを本体に戻すか、ビニール袋などに入れて乾燥した場所に保管します。湿気の多い場所やホコリっぽい場所にそのまま置いておくと、カビや異臭の原因となる可能性があります。
空気清浄機の寿命が近づいた際はビルトインタイプの空気清浄機を検討しましょう
「空気清浄機の寿命が近づいてきた」「新しい空気清浄機を買おうか考えている」という方には、トルネックス製品がおすすめです。トルネックスの空気清浄機は、一般的なフィルタより寿命が長く、メンテナンス回数も少ない傾向があるからです。
メリット | 詳 細 |
---|---|
フィルタの寿命が長め | 電子式集塵フィルタは、定期的な水洗いで基本的に繰り返し使えるため、フィルタ交換の手間やコストを大幅に減らせます。 |
メンテナンス回数が少ない | 一般的な集塵フィルタ(HEPAフィルタ)の掃除頻度は約1ヶ月に1回ですが、トルネックスの電子集塵フィルタ(HEPAフィルタ)のお手入れ頻度は3ヶ月~6ヶ月に1回と少なめです。 |
トルネックスのビルトイン空気清浄機に関する詳細は、こちらのページをご確認ください。
まとめ
空気清浄機の法定耐用年数は6年ですが、適切なメンテナンスをすれば、寿命が10年以上になることもあります。そのためフィルタのお手入れや、空気清浄機本体の清掃を定期的にすることが大切です。
異臭や異音、吸引力の低下などのサインが見られた際は、安全面・性能面から買い替えを検討しましょう。新しい空気清浄機を選ぶ場合、トルネックスのビルトイン空気清浄機のようなメンテナンス性・コストパフォーマンスに優れた製品がおすすめです。トルネックスのビルトイン空気清浄機に関する詳細は、こちらのページをご覧ください。
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