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トルネックスコラム
空気清浄機のカビ対策!発生要因やおすすめ製品などを紹介
2025/09/29
「空気清浄機を効果的に活用してカビの発生を防ぎ、快適な室内環境を維持したい」という方のため、本記事では空気清浄機にカビが発生する原因や、カビを発生させないための対策、効果的なメンテナンス方法を解説します。
室内のカビ対策に役立つ空気清浄機の選び方や、おすすめ製品も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
空気清浄機にカビが発生する原因
空気清浄機内部にカビが発生する主な原因は、温度と湿度です。カビは、温度20〜30℃、湿度60%以上の環境を特に好むため、日本の梅雨や夏場の室内環境は、空気清浄機にカビが発生しやすいといえるでしょう。
カビの胞子はホコリに含まれて空気中を浮遊しており、空気清浄機が空気を吸い込む際に内部へ侵入します。このとき、ホコリや汚れなどの有機物が「養分」となり、フィルターや加湿機能のタンクなどに付着した胞子が「足場」を得ます。もし内部の温度と湿度が高い状態が続くと、胞子が繁殖してカビとして成長してしまうのです。特に加湿機能つきの空気清浄機は水に触れる部分があるため、よりカビが繁殖しやすい傾向があります。
カビの胞子や代謝物は、アレルギー性鼻炎、喘息、皮膚炎などのアレルギー疾患を引き起こす原因となり、倦怠感や頭痛、不快な臭いなど、様々な不調につながることもあります。このような健康被害を避けるためにも、空気清浄機のカビ対策は重要です。
空気清浄機にカビを発生させないための対策
空気清浄機をカビの発生から守るためには、内部を乾燥した状態に保つことが重要です。その上で、以下の対策を講じることで、カビの発生リスクをさらに抑えることができます。
定期的にメンテナンスをする
空気清浄機を長期間良好な状態で使用するためには、定期的にメンテナンスをすることが大切です。フィルタの掃除や交換といったお手入れを怠らないことが、カビの発生抑制に繋がります。
なお、空気清浄機の具体的なメンテナンス方法については、後ほど解説します。
部屋を清潔に保つ
部屋の清潔さは、空気清浄機の寿命や性能に直接影響します。なぜなら部屋が汚れていると、空気清浄機が吸い込むホコリや汚れが増加し、内部のフィルタなどが早く汚れてしまうからです。
そのため空気清浄機にカビを発生させないためには、こまめに掃除をするなど、部屋を清潔に保つことが大切です。
換気をする
空気清浄機は室内の空気を綺麗にしますが、よりカビ対策効果を高めるためには、空気清浄機の使用と合わせて換気をすることが大切です。換気によって、室内にこもった湿気やカビの繁殖要因となる水分を外に排出し、新鮮で乾燥した空気を取り入れることができます。
このように空気の入れ替えが、カビの発生しにくい環境づくりに繋がるため、より効果的なカビ対策をしたい場合には、空気清浄機と合わせて換気をしましょう。
空気清浄機のカビ発生を抑えるための効果的なメンテナンス方法
空気清浄機をカビから守り、その効果を最大限に引き出すためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
そこで次の項目からは、各パーツごとの具体的なメンテナンス方法を解説します。
プレフィルタのメンテナンス方法
空気清浄機のプレフィルタは、比較的大きなホコリやゴミを最初にキャッチする部分です。掃除機で定期的にホコリを吸い取ることで、綺麗な状態を保つことができます。
もし汚れがひどい場合は、台所用洗剤を薄めた液とブラシを使って優しく洗うと効果的です。
脱臭フィルタのメンテナンス方法
空気清浄機の脱臭フィルタは、気になるニオイを吸収する役割を担っています。取扱説明書で脱臭フィルタの有効期限を確認し、期限が切れている場合は、新しい脱臭フィルタに交換しましょう。
お手入れ方法としては、掃除機でホコリを吸い取るのが一般的です。脱臭フィルタのニオイが気になる場合は、日陰で風通しの良い場所で乾燥させることで、脱臭効果が回復することがあります。
加湿機能つき空気清浄機フィルタのメンテナンス方法
加湿機能付きの空気清浄機の場合、加湿フィルタは常に水に触れているため、カビや雑菌が繁殖しやすい箇所です。定期的にフィルタを取り外し、付着したホコリや汚れを水で洗いましょう。クエン酸水を薄めた液にしばらく浸け置きすることで、水垢やぬめりを効果的に除去できます。
なお加湿タンクや給水トレイも、カビや雑菌の温床となりやすい部分です。毎日新鮮な水に交換し、定期的に洗浄することで、清潔な状態を保つことができます。
空気清浄機で室内のカビを抑えるための効果的な対策
室内のカビは健康被害を引き起こすだけでなく、不快な臭いの原因にもなります。ここでは空気清浄機を活用しながら、室内のカビを効果的に抑えるための対策を見ていきましょう。
適切な場所に置く
カビ対策で空気清浄機を使う場合、空気が滞留しやすい場所や、湿気がこもりやすい場所を避け、風通しの良い場所に置くことをおすすめします。
具体的には部屋の中央や、空気の入り口(ドアや窓)と出口(換気口)を結ぶ線上など、空気の流れが良い場所に置くと、部屋全体の空気を効率的に循環させ、カビの胞子やその他の汚染物質を素早く吸い込む効果が期待できます。反対に壁際、部屋の隅、家具の裏、窓際は空気が滞留しやすく、湿気がたまりやすいため、避けた方がよいでしょう。
エアコンと併用する
エアコンは、室内の温度や湿度を調整するのに役立ちます。空気清浄機とエアコンを併用することで、空気の循環を促進し、カビが発生しやすいジメジメとした環境を改善することが可能です。
例えば、エアコンの除湿機能と空気清浄機の組み合わせは、梅雨時期などのカビ対策に有効です。またエアコンの除湿モードと空気清浄機を組み合わせる方法も、高いカビ対策効果が期待できます。
空気清浄機をつけっぱなしにする
空気清浄機を常に稼働させることで、室内の空気中のカビの胞子やその他の汚染物質を継続的に除去することができます。これにより、カビが発生・繁殖するスピードを抑える効果が期待できます。特に湿度の高い時期や、室内に洗濯物を干す場合などには、空気清浄機のつけっぱなしがおすすめです。
「つけっぱなしにすると電気代が高くなりそう…」と思うかもしれませんが、省エネ性能が高い製品であれば、消費電力が抑えられており、1時間あたりの電気代が1円以下になることもあります。カビが発生してしまった場合の除去費用や、健康被害のリスクを考えると、つけっぱなしにすることのメリットは電気代を大きく上回ると言えるでしょう。
カビ対策用の空気清浄機を探している方にはトルネックスがおすすめ
カビ対策に特化した空気清浄機をお探しの方には、トルネックスのビルトイン空気清浄機がおすすめです。トルネックスのビルトイン空気清浄機には、業務用喫煙所システムで培われた独自の「電子式集じん技術」が採用されており、目詰まりしにくく、洗って繰り返し使える高性能フィルタが搭載されているからです。
そのため長期間安定した高い集じん力を維持できるうえ、省エネルギーで利用可能などのメリットも感じられるでしょう。「天井や壁などに埋め込めるため部屋のスペースを広く使える」「部屋ごとに空気清浄機を置かなくて済む」などの魅力もある、トルネックスのビルトイン空気清浄機が気になった方はこちらのページで詳細をご覧ください。
まとめ
定期的なメンテナンスと適切な使用方法により、空気清浄機をカビから守り、常に清潔で快適な室内環境を維持できます。本記事で解説した空気清浄機にカビが発生する原因や、カビを発生させないための対策のほか、効果的なメンテナンス方法やカビ対策に役立つ空気清浄機の活用法を参考に、より快適な毎日を過ごしてください。
カビ対策におすすめのビルトイン空気清浄機が気になった際は、こちらのページで詳細を見てみましょう。
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