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トルネックスコラム
空気清浄機とサーキュレーターで併用効果UP!一体型の選び方も紹介
2025/10/06
「サーキュレーターを併用すると空気清浄機の効き目が上がるって聞いたけど、本当なのかな?」
「アレルギー持ちだから、空気清浄機の効果をもっと高めたい…」
こうした疑問や悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。実際、空気清浄機は単体でも花粉やハウスダストを除去できますが、サーキュレーターを併用することで空気の流れが生まれ、部屋全体を効率よく清浄できるようになります。
この記事では、空気清浄機とサーキュレーターを併用して効果を高める方法や、一体型モデルを選ぶ際のチェックポイントを詳しく解説します。
空気清浄機とサーキュレーターの併用で効果を高める方法
空気清浄機は、室内の空気を吸い込んで花粉やホコリ、PM2.5などを除去してくれますが、空気は部屋の隅や床付近に滞留しやすく、清浄しきれない部分が発生することもあります。サーキュレーターを併用すれば空気を循環させられるため、清浄効果をより広範囲に届けやすくなります。
しかし、置き方などを間違えると効果が半減してしまう可能性があるため、効果的な使い方を知っておくことが大切です。本章では、併用する際に効果を高める3つの方法を紹介します。
最適な場所に配置する
サーキュレーターは空気をかき混ぜることで、空気清浄機の集じん効果をサポートしますが、最適な場所に設置することで、その効果をより高められます。
おすすめの配置は、空気清浄機とサーキュレーターを向かい合わせに設置する方法です。空気清浄機とは反対の壁側にサーキュレーターを設置します。そうすることで、互いに空気を押し合うことで対流が生まれ、部屋全体の空気を循環させやすくなるからです。
さらに季節ごとの工夫も効果的です。
季節 | 設置方法 |
---|---|
梅雨 | 部屋干しの洗濯物の近くにサーキュレーターを配置し、湿気やニオイを空気清浄機に流すと消臭効果が高まる |
夏 | エアコンの冷気は下に溜まりやすいため、サーキュレーターを下から上へ送風し、清浄機の吸引範囲に冷気を流し込む |
冬 | 暖気は上に溜まるため、天井付近にたまった暖かい空気をサーキュレーターで押し下げ、清浄機が吸引する流れを作る |
季節に合わせて設置場所を工夫しましょう。
24時間使い続ける
空気中には、目に見えないホコリや花粉、ウイルスなどが常に舞い上がっており、床に落ちるまでに時間がかかります。そのため、短時間だけ空気清浄機を稼働させても、すぐにきれいな状態を保つのは困難なことから、24時間稼働が望ましいとされています。
例えば、就寝時に停止してしまうと、床に落下した花粉やホコリが蓄積し、起床時に再び舞い上がることもあります。常に稼働させることで、日常的にきれいな空気を維持することが大切なのです。
気になる電気代ですが、弱モードや静音モードで24時間つけっぱなしにした場合、1ヶ月の電気代はおおむね100円〜300円程度に収まるケースが多いです。強モードで連続運転した場合は、機種や条件によっては1,000円を超えるケースもありますが、通常は部屋の空気がきれいな状態を維持できれば弱モードでの運転で十分です。
空気清浄機の電気代については、下記記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
定期的にメンテナンスをする
フィルタが目詰まりすると空気が通らなくなり、清浄性能が落ちるだけでなく電力消費も増えます。そのため、2週間に1度程度の掃除を習慣にしましょう。
また、空気清浄機によって異なりますが、フィルタは使用環境に応じてメーカーが推奨するタイミングで交換することが望ましいとされています。
特に花粉の多い時期やペットを飼っている家庭では、フィルタが早く汚れる傾向があるため、注意が必要です。説明書などを確認し、メーカーが推奨する交換時期を確認しておきましょう。
サーキュレーター機能付き空気清浄機の選び方
「サーキュレーターまで置くスペースがない」という場合は、サーキュレーター機能付き空気清浄機がおすすめです。しかし、いくつも種類があり、それぞれ特徴が異なるため、ポイントを押さえて選びましょう。
では、選び方について詳しく解説します。
部屋の広さを確認する
まずは設置する部屋の広さに合わせて「適用床面積」を確認しましょう。空気清浄機は、部屋の広さに対して1.5〜2倍程度の適用畳数を目安に選ぶと効率的とされています。
【適用床面積の選び方の例】
・6〜8畳程度の寝室や子供部屋:10〜15畳対応の静音モデル
・12〜20畳のリビング:20畳以上対応の大風量モデル
小さすぎると清浄が追いつかず、大きすぎると無駄に電気代がかかるため、「部屋の広さ+用途に合ったサイズ」で考えましょう。
サーキュレーターのタイプに注目する
サーキュレーター機能付き空気清浄機には、大きく分けて タワーファン型 と リビング扇風機型 があります。
タワーファン型 | ・市販されている一体型モデルはタワーファン型が主流 ・縦に長いスリムな形状で、床面積を取らずに設置できる ・上下に風を流しやすく、部屋全体の空気を縦方向に循環させるのに適している |
リビング扇風機型 | ・見た目は一般的なリビング扇風機に近く、広範囲に風を届けられる ・横方向に空気を動かすのが得意で、大きなリビングや家族の集まる空間、またエアコンの効率を高めたいときに効果的 |
つまり、狭い部屋や省スペースならタワーファン型、広い空間で強い風を送りたいならリビング扇風機型といったように、部屋によって使い分けるといいでしょう。
フィルタの種類に注目する
空気清浄機の性能を左右するのは、搭載されているフィルタです。フィルタにはいくつか種類があり、何を選ぶかによって得られる効果が異なります。
HEPAフィルタ | ・花粉やアレルゲン、PM2.5などの0.3μm(マイクロメートル)の微細な粒子を99.97%以上キャッチする集塵フィルタ ・ペットのフケやダニの死骸など、アレルゲンをしっかりと捕集するため、アレルギー対策に効果を発揮する |
脱臭フィルタ | ・ペットの体臭やトイレ・タバコのニオイなど、さまざまな生活臭を吸着して取り除くフィルタ ・アンモニア臭やペット特有の臭いを強力に除去し、部屋の空気を快適に保つ |
また、フィルタの交換頻度も重要です。1〜2年ごとの交換が一般的ですが、近年は長寿命タイプも増えており、10年交換不要のモデルもあります。
空気清浄機は長く使う家電なので、本体価格だけでなく交換コストまで含めて比較しましょう。
静音性で選ぶ
寝室や書斎で使用する場合は静音性が特に重要です。もちろんサーキュレーターは風を送るため多少の運転音は避けられませんが、DCモーター搭載モデルや静音モードを備えた機種なら30dB前後(ささやき声レベル)の静かさで運転でき、稼働音が気になりにくい設計になっています。
リビングなど家族が集まる空間で使うなら多少音がしても問題ありませんが、寝室などでの利用を考えるなら「静音性への配慮があるか」を確認しておくと安心です。
電気代で判断する
空気清浄機やサーキュレーターは、もともと電気代が高くない家電であるため、電気代が大きな負担になることはほとんどありません。
そのうえで、「少しでもいいから電気代を節約したい!」という場合には、DCモーター搭載モデルがおすすめです。DCモーターは、ACモーターと違って風量を細かく制御できるため、必要な分だけ電気を使う仕組みになっています。
特に弱風や静音運転で大きな差が出やすく、長時間つけっぱなしにする人ほど節約効果を実感できるでしょう。
サーキュレーターの機能で選ぶ
サーキュレーターはただ風を送るだけでなく、以下のようにさまざまな機能があります。
・首振り(上下・左右)
・リズム風
・リモコン操作
・風量調整
・タイマー機能
これらは、サーキュレーターの使い勝手に直結しますが、モデルごとに何が搭載されているかは異なります。また、IoT対応でスマホ操作できるモデルも登場しているため、自分が使う場面を具体的にイメージして必要な機能を選ぶことが大切です。
効果的な空気清浄機が気になる方はトルネックスがおすすめ
これまで、空気清浄機とサーキュレーターを併用するメリットや、一体型モデルの選び方を紹介してきましたが、「部屋ごとに何台も置きたくない」「もっと効率的に家全体の空気をきれいにできない?」と感じる人もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、トルネックスのビルトイン空気清浄機です。
一般的な空気清浄機は、効果が一部屋のみに限られます。しかしトルネックスの「ビルトイン空気清浄機」は、住宅全体の空気を一括で循環・清浄できるのが最大の特長です。
そのため、リビングだけでなく寝室や廊下まで、家中の空気を同時にきれいにできる点は、サーキュレーターを超える強みといえるでしょう。
さらに、搭載されている電子式集塵フィルタは、花粉・ハウスダスト・カビ・ペットの毛・ニオイなどの微細な粒子を高精度で除去します。その結果、空気清浄と同時に換気システムのダクト内が汚れにくくなり、メンテナンスの負担軽減にもつながったというお声もいただいています。
また、ファンを使わない構造のため省エネ性が高く、一般的な置き型空気清浄機よりも消費電力が少ない点もメリットです。24時間365日運転しても電気代を抑えやすく、家計にも優しい設計になっています。
ビルトインタイプなので室内に機器が露出せず、室内の見栄えも損ないません。動作音も静かで、在宅ワークや睡眠中でも快適に過ごせます。詳しくは、こちらのページでトルネックスのビルトイン空気清浄機に関する詳細をご覧ください。
まとめ
空気清浄機とサーキュレーターを併用することで、部屋全体の空気を循環させ、花粉やハウスダスト、PM2.5、ニオイ対策の効果を一段と高められます。設置場所を工夫し、24時間稼働と定期的なフィルタメンテナンスを意識すれば、常に清潔で快適な空気環境を維持できるでしょう。
一方で、省スペースで空気循環と清浄を同時に実現したい方には サーキュレーター機能付き空気清浄機、さらに住宅全体をまとめて清浄したい方にはビルトイン空気清浄機がおすすめです。
自宅の広さやライフスタイルに合わせて、自分に合う空気清浄機を選択しましょう。
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