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トルネックスコラム

空気清浄機の除菌ユニット交換とは?時期や値段、交換しないとどうなるかを解説

2025/10/08

空気清浄機について調べていると「ユニット交換」という言葉を目にすることがあります。

そのため、

ユニット交換とは何をすることなのか?
交換はいつ必要なのか?
費用はどれくらいかかるのか?

といったように、疑問を持つ人もいるでしょう。

「ユニット」とは、空気清浄機の内部で空気を除菌するための主要な部品のことです。すべての空気清浄機にユニットが搭載されているわけではなく、メーカーごとに呼び方や構造も異なります。

この記事では、空気清浄機のユニット交換の基本知識や、適切に交換しなかった場合に起こりうるリスクについて解説します。

 

空気洗浄機の除菌ユニット交換とは?

空気清浄機除菌ユニット

「ユニット」とは、空気清浄機の中で空気を除菌するための中核パーツの総称であり、メーカーごとに構造や呼び名が異なります。

以下は、除菌ユニットの代表的な例です。

メーカー 名称 特徴
シャープ プラズマクラスターイオン発生ユニット 空気中にプラスとマイナスのイオンを放出し、ウイルスやカビ菌、ニオイ成分に作用する部品
ダイキン ストリーマユニット プラズマ放電を使って有害物質を分解するための放電部
パナソニック ナノイー発生ユニット 水分を含むイオンを発生させ、菌やニオイ成分に働きかける装置

そして、これらのユニットは長期間の使用で性能が低下するため、定期的な交換やメンテナンスをする必要があります。そのため、機種によってはメンテナンスとして「ユニット交換」が記載されているのです。

なお、ユニット交換の具体的な方法は機種ごとに異なります。交換の際には、必ず取扱説明書やメーカー公式サイトを確認してください。

空気洗浄機の除菌ユニットを交換する時期・タイミング

最近のモデルでは、交換のタイミングになると「ユニット交換ランプ」が点灯または点滅する仕組みが搭載されています。そのため、ユーザーはランプが点いたら交換すれば問題ありません。

例えば、シャープのプラズマクラスター空気清浄機の場合、総運転時間がおよそ17,500時間(約2年間、1日24時間連続運転した場合を想定)に達すると交換が必要とされています。

また、実際の使用環境によっても寿命は変わります。タバコの煙が多い部屋や、ペットを飼っている家庭では早めに寿命を迎えることがあります。交換ランプはあくまで目安であるため、「空気清浄効果が落ちてきたかもしれない」と感じた場合も、交換を検討すべきサインといえるでしょう。

空気洗浄機の交換用ユニットの値段

空気清浄機のユニット交換は、交換用ユニットを購入すれば、自分で簡単に交換できます。

交換用ユニットの相場は機種によって異なりますが、おおよそ以下の通りです。

シャープ
(プラズマクラスターイオン発生ユニット)
・2,500円〜6,500円前後で購入可能
・1個入りで2,000円台〜3,000円台、2個入りは6,000円台ほどが相場
ダイキン
(ストリーマユニット)
・2,000円〜5,000円前後で購入可能
・標準的な交換ユニットは2,000円台が中心
・モデルによっては4,000円台以上することもある

これらのユニットは一定時間ごとに劣化し、交換が必要になります。購入の際は説明書などで型番をよく確認し、必ず対応する交換用ユニットを選びましょう。

一方で、パナソニックの「ナノイー発生ユニット」は交換不要です。なぜなら、チタン製の電極を利用した劣化しにくい設計となっているからです。

そのため、シャープやダイキンに比べると、ランニングコストを抑えやすいのが特徴です。

この違いは製品を選ぶ際にも重要で、「定期的にユニットを交換して性能を維持するタイプ」と「交換不要で維持費がかからないタイプ」という棲み分けになっています。
 

空気洗浄機の除菌ユニットを交換せずに使い続けるとどうなる?

ユニット交換を行わずにそのまま使い続けると、空気清浄機の性能が大きく低下したり、機器自体に不具合が出ることがあります。具体的には、次のようなリスクが考えられます。

空気清浄効果の低下

イオン発生ユニットは、時間の経過とともに電極が摩耗・劣化していきます。その結果、発生できるイオンの量が減少し、ウイルスやカビ菌の抑制、生活臭の分解といった本来の効果が弱まることになります。

動作していても空気が十分に浄化されていない状態になり、アレルギーやハウスダストの悩みが解消されにくくなるリスクがあります。

運転停止の可能性

空気清浄機の一部モデルには、ユニットが寿命を迎えた際に安全のため運転を停止する仕組みが備わっています。たとえばシャープのプラズマクラスター搭載機種では、総運転時間が約19,000時間に達すると自動で停止する仕様になっています。

そのため、ユニット交換を行わないと一部の機能が停止し、十分に使えなくなる可能性があるのです。花粉やウイルスなどが気になる時期に突然停止すると、肝心なときに動かず、生活に支障をきたす可能性もあります。
 

トルネックスの空気清浄機ならメンテナンスサポートも充実

トルネックスの空気清浄機は、住宅に組み込むビルトイン型で、電子式集じんフィルタを搭載し、花粉やハウスダストまで除去できます。

ビルトイン空気清浄機

電子式集じんフィルタは一般的な使い捨てフィルタとは異なり、水洗いによって繰り返し使用できる仕組みになっています。定期的に水洗いすることで性能を維持できるため、長期的に見ても交換の頻度やコストを抑えやすい点が特長です。

さらに、メンテナンス面を支えるサポート体制も充実しています。「メンテナンス委託プラン」を利用すれば、専門スタッフによるユニットや内部の点検・清掃・交換といった対応が受けられるため、ユーザー自身で細かな部品管理を行う負担を軽減できます。

メンテナンス申し込みの流れ

また、問い合わせ窓口が設けられているが設けられていることも安心につながります。万一、不具合や異常を感じた際にも相談できる体制が整っているため、トラブルにも対応しやすいのがメリットです。

このように、トルネックスの空気清浄機は「性能」だけでなく「維持・管理のしやすさ」にも配慮されており、長く快適に使える仕組みが整えられています。

トルネックスのビルトイン空気清浄機やメンテナンスの詳細に関してはこちらをご覧ください。

まとめ

空気清浄機の「ユニット交換」とは、ユニットと呼ばれる空気を除菌するための中核パーツを交換することです。ユニットの呼び方や構造は、メーカーによって異なります。

交換時期の目安はランプ表示や運転時間によって判断でき、定期的な交換が必要です。交換目安は機種などによって異なるため、確認しておきましょう。なお。交換を怠ると、清浄効果の低下や機能停止といった不具合につながる可能性があります。

トルネックスのビルトイン空気清浄機のように、電子式集じんフィルタを水洗いで繰り返し使えるタイプや、定期点検サービス・サポート体制が整っている製品であれば、長期間にわたり安心して使用できます。

空気清浄機は「置くだけで安心」ではなく、正しく使い、適切にメンテナンスしてこそ本来の効果を発揮する家電です。自宅の環境やライフスタイルに合った製品を選び、ユニット交換やメンテナンスの仕組みにも目を向けることで、より快適で健康的な住環境を実現できるでしょう。

 

 


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