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トルネックスコラム
空気清浄機でホコリは積もらなくなる?ホコリを減らすためのポイントを解説
2025/10/08
部屋の中に気づけば積もっている「ホコリ」。掃除をしても数日でまたうっすらと白い粉がたまり、悩まされている方も多いのではないでしょうか。そんなときに、「空気清浄機を使えば、ホコリが積もらなくなるのでは?」と考える人もいるでしょう。
結論からいえば、空気清浄機にはホコリを減らす効果がありますが、完全に積もらなくすることはできません。空気中に舞っている段階のホコリは吸い取れますが、床や家具に落ちてしまったものまでは取り除けないためです。
ただし、使い方や選び方のポイントを押さえることで、部屋全体のホコリを効率よく減らし、掃除の手間を軽くすることは可能です。
この記事では、空気清浄機とホコリの関係を解説し、効果を高めるための活用法や、おすすめの機種選びのポイントを紹介します。
空気清浄機があればホコリは積もらなくなる?
「空気清浄機を使えば、部屋のホコリが目立たなくなるほど減るのでは?」と期待する人もいるでしょう。しかし、冒頭でもお伝えしたように、完全に積もらなくすることはできません。
空気清浄機は、空気中に浮遊しているホコリ・花粉・ハウスダストなどを吸い込み、フィルタで捕集する機能を持っています。そのため、舞い上がっている間のホコリには効果がありますが、床や家具に落ちてしまったホコリを取り除くことはできないからです。
つまり、空気清浄機を使えば「ホコリが減る」「積もるスピードを遅らせられる」という一定の効果は期待できますが、「積もらなくなる」わけではないのです。ホコリが減っても長い間掃除していない部分があればそこに少しずつ溜まり、結果として積もった状態になるでしょう。
ただし、空気中に舞うホコリや花粉が減ることで、アレルギー症状の軽減や快適な住環境づくりには大きな効果を発揮します。
空気清浄機でホコリを減らすためのポイント
空気清浄機で効果的にホコリを減らすためには、正しい選び方や使い方の工夫が欠かせません。本章では、ホコリ対策として空気清浄機をより効果的に活用するための具体的なポイントを紹介します。
空気清浄機を適切な場所に設置する
空気清浄機は「どこに置くか」で効果が大きく変わります。間違った場所に置いてしまうと、せっかくの性能を十分に発揮できません。以下のポイントを意識しましょう。
◎壁から30cm以上離す:背面吸気タイプなら壁から離し、四方から風が流れ込むように設置する
◎部屋の中央寄りに置く:部屋の隅は空気が滞留しやすいため、中央寄りの位置に置くとホコリを吸い込みやすくなる
◎エアコンや扇風機の気流と組み合わせる:エアコンの風が当たる位置や、サーキュレーターと併用して空気を循環させると、部屋全体のホコリを効率的に集められる
このように、ただ置くだけでなく「空気の流れを考えて配置する」ことで、ホコリ除去の効果を大きく高めることができます。
空気清浄機のフィルタを掃除する
フィルタにホコリがたまると吸引力が弱まり、集塵性能が大きく低下します。定期的なメンテナンスを怠ると「ホコリが減らない」と感じる原因になるため、掃除や交換は必須です。
メーカーや機種によって掃除方法や交換サイクルは異なります。必ず取扱説明書や公式サイトで確認し、自宅の環境(喫煙やペットの有無)も考慮したサイクルで手入れをしましょう。
空気清浄機を24時間稼働させる
ホコリは人の動きやエアコンの風などで、一日の中で何度も舞い上がります。空気清浄機は、この「空気中に舞ったホコリ」を吸い込むことを得意としています。
そのため、短時間だけ運転するのではなく、24時間常に稼働させておくことで舞い上がったタイミングを逃さず集塵できるようになります。省エネモードや自動運転機能を活用すれば、電気代を抑えながら24時間運転が可能です。
ホコリ除去におすすめの空気清浄機の選び方
空気清浄機で効率的にホコリを減らすには、製品の選び方も重要です。以下のポイントを確認しましょう。
集塵性能が高い空気清浄機を選ぶ
空気清浄機の基本的な役割は「空気中に浮遊するホコリを吸い込み、フィルタで捕らえること」です。そのため、ホコリ対策では集塵性能がもっとも重要な基準になります。
まず、注目したいのは「HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタ」を搭載しているかどうかです。HEPAフィルタは、0.3μmほどの微粒子を99.97%以上捕集できる性能を持ち、ホコリだけでなく花粉やカビの胞子、PM2.5など目に見えない汚れも除去できます。
特にアレルギーや喘息のある方には欠かせないフィルタといえるでしょう。
さらに、HEPAフィルタフィルターの有無だけでなく、「CADR(Clean Air Delivery Rate)」という数値にも注目してください。これは「1分間にどれくらいきれいな空気を供給できるか」を示す指標で、数値が大きいほど短時間で部屋の空気を清浄できることを意味します。
同じ適用床面積の製品でも、CADRが高い機種の方がホコリ除去のスピードに優れています。
適用床面積に余裕がある機種を選ぶ
「適用床面積」とは、その空気清浄機が効果を発揮できる部屋の広さの目安を指します。例えば「適用床面積:20畳」と書かれていれば、20畳までの部屋を想定して設計されているという意味です。
ただし、この数値は「最大限まで使った場合」を示しているため、部屋の広さと同じ畳数の製品を選ぶと、十分にホコリを除去できないことがあります。快適に使うためには、実際の部屋の広さより1.5倍〜2倍の適用床面積を持つ機種を選ぶのがおすすめです。
下記は、部屋の広さごとの目安です。
◎6〜8畳の寝室:10〜15畳対応モデル
◎12〜20畳のリビング:20畳以上対応モデル
部屋の広さに対して余裕のあるモデルを選ぶことで、短時間で効率的にホコリを取り除けるため、部屋全体の空気を常にきれいな状態に保ちやすくなります。
風量が多い空気清浄機を選ぶ
風量が大きいほど部屋の空気を循環させるスピードが速く、舞い上がったホコリを逃さず吸い込みやすくなります。
風量は製品スペックに「〇〇㎥/分(立方メートル/分)」という形で表示されています。例えば「風量:5.0㎥/分」とあれば、1分間に5㎥の空気を浄化できるという意味です。
選ぶときは、部屋の広さに対して十分な風量があるかを確認すると良いでしょう。特にリビングなど広い空間では、風量5.0㎥/分以上の機種が目安になります。
ホコリセンサーやホコリランプがあるモデルを選ぶ
ホコリセンサー搭載モデルは、空気中の汚れを検知して自動で風量を調整します。ホコリが多いときは強運転に切り替わり、少ないときは弱運転になるため、効率的かつ省エネです。
また、ホコリランプがあれば部屋の空気の状態を色で示してくれるため、見た目で「今ホコリが多いかどうか」が分かり、掃除や換気のタイミングを判断しやすくなります。
家じゅうのホコリ対策をしたいならトルネックスの空気清浄機がおすすめ
ホコリをはじめとする空気中の微細な汚れを家全体でしっかり防ぎたい方には、トルネックスのビルトイン空気清浄機がおすすめです。
トルネックスの空気清浄機は、電子式集じんフィルタを採用しており、花粉やハウスダスト、PM2.5はもちろん、カビの胞子まで効率的に除去できます。使い捨てフィルタと違い、水洗いで繰り返し利用できるため、ランニングコストを抑えながら高い性能を長期間維持できるのも大きな特長です。
さらに、住宅の換気システムに組み込んで使うビルトイン型であるため、リビングだけでなく寝室や廊下まで、家じゅうを均一に清浄な空気で満たせるのも魅力です。空気の質を整えることは、ホコリが積もるスピードを抑えるだけでなく、カビや菌の繁殖を防ぎ、アレルギー症状の軽減や健康維持にもつながります。
また、メンテナンスランプが搭載されており、洗浄が必要なタイミングを教えてくれるため、手入れも簡単に行えます。さらに、専門スタッフによる点検や清掃を委託できるサポートプランも用意されているので、安心して長く使い続けられます。
家じゅうを清潔に保ちたいのであれば、ぜひトルネックスのビルトイン空気清浄機をご検討ください。詳しくは、こちらのページでトルネックスのビルトイン空気清浄機に関する詳細をご覧ください。
まとめ
空気清浄機は、ホコリを完全になくすことはできませんが、減らすことは可能です。正しく選び、効果的に使うことで空気中のホコリを大幅に減らし、家具や床に積もるスピードを抑えられます。
特に、集塵性能の高い機種を選び、適切な適用床面積の空気清浄機を導入することで、効率的にホコリ対策ができます。さらに、設置場所やメンテナンス、24時間運転といった工夫を組み合わせれば、清浄効果を最大限に発揮できます。
また、家じゅうをまとめてホコリや空気の汚れから守りたい方には、トルネックスのビルトイン空気清浄機のように、電子式集じんフィルタを採用した全館対応型のシステムも有効です。水洗いで繰り返し使えるため維持費を抑えながら、長期的に快適な空気環境を保てます。
空気清浄機を「置けば終わり」と考えるのではなく、生活に合った製品を選び、正しい使い方を心がけることが、ホコリを減らし快適な住環境を実現する近道です。
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