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トルネックスコラム

後悔しない空気洗浄機の選び方!比較ポイントや人気メーカーを紹介

2025/10/08

空気清浄機の選び方に悩む女性

「空気清浄機はどれを選べばいいの?」
「さまざまな種類があるけれど、効果の違いがわからない!」

空気清浄機は、アレルギーやニオイ対策など、暮らしを快適にするために欠かせない家電のひとつです。しかし、種類やメーカーが多く、どれを選べばよいかわからずお困りの人もいらっしゃるでしょう。

空気清浄機はメーカーや機種によって機能に違いがあるため、間違ったものを購入すると、本来の目的が果たせず、「あまり効果がない…」と後悔してしまうケースもあります。そのため、どのような種類があるのかを知り、適切なものを選ぶことが重要です。

この記事では、空気清浄機を選ぶ際の比較ポイントや人気メーカーの特徴をわかりやすく解説します。購入後に「失敗した」と後悔しないために、ぜひ参考にしてください。

 

空気洗浄機の選び方|どこを比較すればいい?

空気清浄機の選び方

空気洗浄機は種類やメーカーが多く、機能や性能もさまざまです。花粉やハウスダスト対策、ペットのニオイ対策など目的によって適したモデルが異なるため、購入時には「何を重視するか」を整理することが大切です。

本章では選び方のポイントを順に解説していきます。

用途に合ったタイプを選ぶ

空気洗浄機にはいくつかの種類があり、それぞれ得意とする働きが違います。まずは自分や家族の生活に合ったタイプを見極めましょう。

空気清浄機

もっとも一般的なタイプで、花粉・ホコリ・PM2.5などの微粒子をフィルタで取り除きます。フィルタにはHEPAフィルタや、脱臭フィルタなどが使われ、微細な粒子の除去や脱臭にも対応できるのが特徴です。

価格帯やサイズが幅広く、ワンルームからリビングまで対応するモデルが揃っているため、初めて購入する人にも選びやすいタイプといえます。「空気清浄機能のみでいい」という方におすすめです。

加湿空気清浄機

空気の清浄に加えて、加湿機能を兼ね備えたタイプです。冬は湿度が下がりやすく、乾燥による喉の痛みや風邪のリスクが高まりますが、加湿空気清浄機なら同時に湿度を補えるため、風邪予防や肌の乾燥対策にも効果的です。

加湿器を別で用意する必要がないため、省スペース化にもつながります。ただし、加湿機能がある分お手入れがやや増える点には注意が必要です。

除加湿空気清浄機

除湿と加湿の両方を切り替えて使える多機能タイプです。夏のジメジメした湿気を取り除き、冬は加湿で乾燥を防げるため、一年を通じて快適な室内環境をつくれます。

梅雨時や湿気の多い地域ではカビ対策としても有効です。1台で多用途に使えるため便利ですが、一般的な空気清浄機より価格が高めで、本体サイズも大きくなる傾向があります。

イオン発生器

フィルタで吸い込んで清浄するのではなく、「イオン」を空気中に放出し、浮遊する菌やウイルス、におい物質を抑制する仕組みを持ちます。有名なものだと、シャープのプラズマクラスターや、パナソニックのナノイーなどがあります。

小型で設置場所を選ばない製品も多く、車内やデスク周りなど狭い空間での利用に適しています。ただし、単独では集じん力が弱いため、本格的に部屋全体をきれいにしたい場合は空気清浄機との併用が望ましいです。

消臭機・脱臭機

ニオイ対策に特化したタイプで、タバコ臭・ペット臭・調理臭など生活臭を重点的に取り除くことができます。脱臭フィルタや触媒フィルタを採用し、におい成分を分解・吸着する仕組みです。

リビングやペットのいる部屋、喫煙スペースなど、においがこもりやすい場所で特に効果を発揮します。空気中の粒子除去能力は標準的ですが、「においが気になる」という方には心強い選択肢です。

自宅の広さに合った適用床面積を備えたモデルを選ぶ

空気清浄機には「適用床面積」という目安が必ず記載されています。これは30分で空気を清浄できる部屋の広さを示したもので、数値が大きいほど広い部屋に対応できます。目安としては、「部屋の広さよりやや大きめ」で、余裕のある適用床面積で選ぶことをおすすめします。

たとえば、6畳ほどの寝室であれば「8〜10畳対応」の小型モデルで十分です。12畳前後のリビングなら「15~18畳程度」のモデルを選ぶと余裕を持って使えます。20畳を超える広いリビングやLDKであれば、「25〜30畳対応」の大型モデルが必要になるでしょう。

部屋より小さなモデルを選んでしまうと、フル稼働しても清浄力が追いつかず、結局買い替えが必要になるケースもあります。逆に少し大きめを選んでおけば、静音モードでも十分に効果を発揮できるため、省エネや長寿命にもつながります。

なお、適用床面積を確認する必要があるのは、「置き型」の空気清浄機です。空気を清浄したい部屋ごとに設置が必要であるため、部屋の広さに合わせた適用床面積の確認が必要です。

しかし、空気清浄機には「ビルトインタイプ」もあります。ビルトイン空気清浄機は、全館空調などに組み込まれ、部屋ごとに機器を設置する置き型とは異なり、一台で住まい全体の空気をきれいにできるのが大きな特徴です。

家じゅうの空気をきれいにしたい場合は、ビルトイン空気清浄機も検討してみましょう。

フィルタ性能・集塵力が高い空気洗浄機を選ぶ

空気清浄機の性能を左右するのはフィルタです。

フィルタには、以下のような種類があります。

フィルタの種類 役割
プレフィルタ ・抜け毛やホコリといった、比較的大きなゴミをキャッチするフィルタ
・抜け毛が内部に侵入するのを防ぎ、ほかのフィルタの負担を軽減する
HEPAフィルタ ・花粉やアレルゲン、PM2.5などの0.3μm(マイクロメートル)の微細な粒子を99.97%以上キャッチする集塵フィルタ
・ペットのフケやダニの死骸など、アレルゲンをしっかりと捕集するため、アレルギー対策に効果を発揮する
脱臭フィルタ ・ペットの体臭やトイレ・タバコのニオイなど、さまざまな生活臭を吸着して取り除くフィルタ
・アンモニア臭やペット特有の臭いを強力に除去し、部屋の空気を快適に保つ
電子式集塵フィルタ ・静電気の力を利用してチリやホコリ、PM2.5などの微細な粒子を吸着させる
・放電によってニオイの分子を分解する効果も持ち合わせており、タバコ臭やペット臭などに対する脱臭効果も期待できる

これらの組み合わせによって清浄力が高まるため、どのフィルタが搭載されているかを必ず確認しておきましょう。

メンテナンスの有無や頻度を確認する

どんなに性能の高い空気清浄機でも、フィルタが目詰まりしてしまえば効果は落ちます。そのため、定期的なメンテナンスやフィルタ交換が必要です。

メーカーや機種によって掃除方法や交換サイクルは異なります。必ず取扱説明書や公式サイトで確認し、喫煙やペットの有無といった自宅の環境も考慮し、適切なサイクルで手入れをしましょう。

フィルタの交換時期は2年とされている場合が多いものの、中には10年使えるタイプもあるため、事前に確認しておきましょう。

なお、メンテナンスに手間をかけたくない場合は、自動お掃除機能を搭載したモデルが便利です。内部にたまったホコリを自動で回収してくれるため、清掃の頻度を大幅に減らせます。

夜間も使う場合は静音性能も要チェック

寝室に設置して夜間も使用するなら、静音性も重要な比較ポイントです。運転音が30dB程度であれば、図書館の静けさと同程度で就寝の妨げになりにくいといわれています。

そのようなモデルを選べば、睡眠を妨げることなく稼働させられます。

インテリアとしてなじむデザインのものを選ぶ

空気清浄機は長期間部屋に置きっぱなしになる家電です。白や木目調のシンプルなものから、スタイリッシュなデザインまで選択肢は幅広く、家具との調和を考えて選ぶと違和感なく設置できます。実際の生活空間をイメージして選ぶことが大切です。

自宅に合った設置方法を検討する

空気清浄機といえば、床に置いて使う「置き型」が一般的です。リビングや寝室など、設置する部屋に合わせて大きさを選びやすく、種類も豊富にそろっています。

一方で、壁に取り付けられる「壁掛け型」もあり、床のスペースを有効に使いたい人に向いています。特に狭い部屋や子ども部屋などでは、足元に物を置かずに済むため邪魔になりません。

さらに、あまり知られていませんが「ビルトイン型」という選択肢もあります。これは天井や壁の内部に組み込む方式で、部屋の見た目を損なわずに空気を清浄できるのが特徴です。

トルネックスのビルトイン空気清浄機は、家じゅうの空気を丸ごと清浄できます。また、床に機器を置かないためインテリアに溶け込みやすく、ペットや小さな子どもがいる家庭でも安心して導入できます。

プラスαの機能にも注目

基本機能に加えて、以下のように便利な付加機能が搭載されたモデルも多くあります。

機能 特徴
花粉モード 花粉の多い季節に効率よく吸引
脱臭モード タバコやペットのにおいを重点的に除去
センサー類 PM2.5やニオイを検知し、自動で運転切り替え
スマホ連携 外出先から操作・モニタリングが可能
加湿機能 冬場の乾燥対策に有効

花粉の多い季節に自動で吸引力を高める花粉モードや、においを検知して強運転に切り替える脱臭モード、センサーによる自動制御などは、暮らしの快適さを高めてくれる機能です。

スマホ連携ができる機種なら外出先から運転状況を確認でき、加湿機能付きなら冬場の乾燥にも対応できます。どの機能が自分の生活に必要かを整理すると選びやすくなるでしょう。
 

空気洗浄機選びで迷ったときは人気メーカーで比較するのもおすすめ

最終的に迷う場合は、信頼できるメーカーの特徴を比較して決める方法もあります。

メーカー 特徴 代表モデル
シャープ ・プラズマクラスターイオン搭載
・消臭・除菌に強い
KCシリーズ
ダイキン ・空調の総合メーカー
・加湿機能や省エネ性能に定評あり
MCKシリーズ
パナソニック ・ナノイーXで花粉、ウイルス対策に強い F-VXTシリーズ
ダイキン ・強力な強力な送風力、循環力と独自デザイン
・扇風機機能を兼ねたモデルも
Pure Cool
アイリスオーヤマ コスパ重視でシンプル機能のモデルが多い IAP-Aシリーズ
トルネックス 天井埋込式「ビルトイン空気清浄機」で家じゅう丸ごときれいに ビルトイン空気清浄機

こうした特徴を知ることで、自分の重視したい条件に合わせて選択肢を絞り込めます。
 

まとめ

空気清浄機を選ぶときは、なぜ購入する必要があるのかという「用途」を明確にすることが大切です。

そのうえで部屋の広さに合った性能を確認し、フィルタの種類やメンテナンス性を確認しましょう。さらに、静音性やデザイン、設置方法、プラスαの機能を検討することで、暮らしに本当に合った1台を見つけることができます。

迷った場合はメーカーの特徴を比較すれば、自分の重視したいポイントに合う機種が自然と見えてくるでしょう。

 

 


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