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トルネックスコラム
空気洗浄機のお手入れにクエン酸を使っても大丈夫?重曹との使い分けについても解説
2025/10/08
空気清浄機は、花粉やハウスダスト、ニオイの除去などに役立つ家庭の必需品です。しかし、長く使っているとフィルタフィルターや加湿トレーに汚れや水垢がたまり、性能が落ちてしまいます。そこで気になるのが「空気清浄機の掃除にクエン酸を使っても大丈夫?」という疑問です。
普段の掃除で活躍するクエン酸は、実は空気清浄機のメンテナンスにも効果的です。ただし、すべての部品に使えるわけではなく、重曹と使い分けることが大切です。
本記事では、クエン酸を空気清浄機に使う際の正しい方法や注意点、重曹との違い、さらにサポートが充実している製品例について解説します。
クエン酸は空気洗浄機のお手入れに使える?
結論からいうと、加湿機能付き空気清浄機の水まわり部分ではクエン酸を使って問題ありません。水を扱う部分にカルキ汚れ(水垢)が付着しやすく、酸性のクエン酸が効果を発揮します。
一方で、空気清浄機のすべての部位にクエン酸が適しているわけではありません。集塵フィルタや消臭フィルタなど、水に弱い部品にはクエン酸ではなく重曹や専用洗剤の方が向いています。
つまり、「水まわりはクエン酸」「フィルタ類は重曹」といったように、取扱説明書を確認したうえで部位ごとに使い分けるのがポイントです。以下では、具体的にクエン酸が活躍する場面や重曹との違いを見ていきましょう。
クエン酸が活躍するシーン
クエン酸は酸性の性質を持っており、水道水に含まれるカルシウムやミネラルが固まった水垢(白い汚れ)やアルカリ性の汚れに強いという特徴を持ちます。
そのため、空気清浄機の中でも特に加湿機能を備えたモデルの掃除に効果的です。加湿トレーやフィルタは常に水が触れているため、水垢やぬめりが発生しやすいからです。
また、クエン酸は食品にも使われる成分で安全性が高く安価で手に入るため、手軽に取り入れられる点も魅力です。ただし、クエン酸は残留すると部品(金属部品やゴムパッキンなど)の劣化を早める可能性があるため、使用後は必ず水でよくすすぎ、成分を残さないようにしましょう。
空気洗浄機の掃除にはクエン酸と重曹、どっちを使う?
先ほども解説したように、掃除箇所によって、クエン酸と重曹を使い分けましょう。
効果 | 推奨する使用箇所 | |
---|---|---|
クエン酸 | 水垢やカルキ汚れに効果的 | 加湿機能付きの部品(タンク、加湿フィルタ、トレー) |
重曹 | ニオイの原因となる酸性の汚れや皮脂汚れに効果的 | 集塵フィルタや脱臭フィルタ ※基本は水洗い不可 |
まとめると、「水回りはクエン酸」「臭い対策は重曹」という風に使い分けを覚えておくと便利です。ただし、水洗い不可とされているフィルタフィルターは掃除機でホコリを吸い取る、または交換が必要です。
クエン酸を使った空気洗浄機のお手入れ方法
ここからは実際に、クエン酸を使った掃除方法を具体的に見ていきましょう。クエン酸の量やつけ置き時間など、関連キーワードを拾いながら解説します。
クエン酸水を作る
まずは基本となる「クエン酸水」を用意します。作り方はとても簡単で、水200mlに対して小さじ1杯(約5g)のクエン酸を溶かすのが目安です。
作ったクエン酸水は、スプレーボトルに入れて吹きかけたり、つけ置きに利用できます。使い切りで準備し、長期間保存は避けましょう。
加湿フィルタを洗う
加湿フィルタには水垢やカビの原因が付きやすいため、クエン酸水につけ置き洗いが有効です。
1. フィルタを取り外す
2. バケツにクエン酸水を作り、30分〜2時間ほどつけ置き
3. 水でよくすすぎ、しっかり乾燥させる
つけ置き時間が長すぎると素材を傷める可能性があるため、数時間以内にとどめましょう。
給水タンクやトレーを洗う
給水タンクや加湿トレーも水垢がたまりやすい部分です。こちらもクエン酸水を使って洗浄します。
1. クエン酸水を入れて軽く振る
2. 汚れが強い場合は30分ほどつけ置き
3. 水でしっかり洗い流す
特に、給水タンクは雑菌繁殖の原因になるため、すすぎを念入りに行いましょう。
集塵・消臭フィルタを洗う
集塵フィルタ(HEPAフィルタ)や脱臭フィルタは原則として水洗いできません。
基本のお手入れは掃除機で表面のホコリを優しく吸い取ること、そして汚れが取れなくなったらフィルタ自体を交換することです。
まれに水洗い可能なフィルタも存在しますが、自己判断はせず、必ず取扱説明書を確認してください。
水洗いが可能な場合は、重曹を使って下記の手順で洗いましょう。
1. フィルタを重曹水(水1リットルに対して重曹大さじ2)に入れる
2. 30分〜1時間ほどつけ置き
3. 水道水で十分にすすぐ
重曹成分が残ると白く粉がふいたようになるため、流水でよく流すことが大切です。水洗い不可のタイプは重曹やクエン酸を使わず、掃除機でホコリを吸い取るか交換しましょう。
空気洗浄機のお手入れにクエン酸を使う際の注意点
クエン酸は家庭でも安全に使える洗浄剤ですが、間違った使い方をすると危険なケースもあります。以下の注意点を守りましょう。
塩素系洗剤と混ぜない
クエン酸を塩素系漂白剤や洗剤と混ぜるのは絶対に避けてください。化学反応で有毒な塩素ガスが発生し、人体に害を及ぼす危険があります。
ゴム手袋をつける
クエン酸は酸性のため、長時間触れると手荒れや肌の乾燥を招くことがあります。掃除の際はゴム手袋を着用するのが安心です。
取扱説明書を確認する
クエン酸自体は基本的に安全ですが、メーカーごとに推奨する掃除方法は異なります。水洗い不可のフィルタに使うと故障の原因になるため、必ず取扱説明書や公式サイトで確認しましょう。
トルネックスなら空気洗浄機のお手入れサポートも充実
「掃除やメンテナンスが面倒」と感じる人には、サポート体制が整った空気清浄機を選ぶのも一つの方法です。
そこでおすすめなのが、トルネックスのビルトイン空気清浄機です。複数の部屋に設置する必要がなく、一台で家じゅうの空気を丸ごと清浄できます。
電子式集じんユニットを採用しており、中性洗剤による水洗いによって繰り返し使えるのが特長です。そのため、一般的な空気清浄機のフィルタに比べてランニングコストを抑えやすいメリットがあります。
さらに、「メンテナンス委託プラン」を利用すれば、専門スタッフが定期的に点検・清掃・交換を行ってくれるため、ユーザーの負担を大幅に軽減できます。問い合わせ窓口も用意されており、不具合があった際にすぐ相談できる安心感も魅力です。
このように、トルネックスの空気清浄機は「性能」だけでなく「維持・管理のしやすさ」にも配慮されており、長く快適に使える仕組みが整えられています。
トルネックスのビルトイン空気清浄機やメンテナンスの詳細に関してはこちらをご覧ください。
まとめ
クエン酸は、加湿機能付き空気清浄機のお手入れにおすすめです。タンクや加湿フィルタ、トレーといった水回りの部品に発生する水垢やカルキ汚れを落とすのに適しており、少量のクエン酸で効果的に掃除できます。
一方で、集塵フィルタや脱臭フィルタには重曹の方が向いているため、部品ごとに使い分けましょう。
トルネックスのように電子式集じんユニットを採用し、中性洗剤による水洗いで繰り返し使用できるモデルや、メンテナンスサポートが整った製品であれば、交換や手入れの負担を減らしながら安心して使用できます。
空気清浄機は正しい方法で定期的なメンテナンスを行ってこそ、本来の効果を発揮する家電です。自宅の環境やライフスタイルに合ったお手入れ方法を取り入れ、清潔で快適な住まいを維持しましょう。
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