TORNEX Column
トルネックスコラム

空気清浄機 病院基準の最適解|置き型の限界を超える「組込み清浄」

2025/09/09

病院を訪れた時、独特の清潔で澄んだ空気を感じたことはありませんか。あの安心できる環境を、施設全体でも実現できたら素晴らしいと思いませんか。
良い環境を追求する方々が「病院用」の空気清浄機に注目するのは当然のことです。しかし、業務用と家庭用では何が違い、どれを選べば良いのでしょうか。
この記事では、病院で求められる空気清浄のレベルから、その業務用技術を応用し、理想の空気環境を実現する「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」を紹介します。

 

なぜ「病院用」の空気清浄機は高性能なのか?

多くの人が「病院用は高性能」と考えるのには、明確な理由があります。それは、院内感染対策という、人の命に関わる目的のために設計されているからです。

店舗・施設全体内の感染を防ぐためには

病院には、治療のために免疫力が低下している患者さんが多くいます。そうした方々を空気中に浮遊するウイルスや細菌から守るため、空気清浄は院内感染対策の重要な柱の一つです。家庭以上にシビアな基準で、空気の質が管理されています。

除去すべきは花粉やホコリだけではない

家庭用の空気清浄機が主に花粉やハウスダストの除去を目的としているのに対し、病院で使われる業務用は、それらに加えて、より微細で健康に直接影響を及ぼすウイルス、細菌、カビの胞子といった病原微生物の除去がメインターゲットです。

24時間365日、安定した性能が求められる

一時的に空気をきれいにするだけでは意味がありません。常に多くの人が出入りする環境だからこそ、24時間365日、連続で稼働し続けても安定した性能を維持できる高い耐久性が不可欠です。
 

業務用と家庭用の空気清浄機。一体何が違うのか?

では、業務用と家庭用では具体的にどのような違いがあるのでしょうか。パワーだけでなく、構造やコストの面でも大きな差があります。

比較項目 業務用空気清浄機 家庭用空気清浄機
目的 ウイルス・細菌除去、院内感染対策 花粉・ハウスダスト除去、消臭
集塵パワー 非常に強い(広い空間を迅速に清浄) 製品による(個室レベルが中心)
フィルタ構造 洗浄・再利用可能な高耐久フィルタが多い 数年で交換が必要なフィルタが主流
メンテナンス 定期的な洗浄・点検 フィルタ交換、日常的な清掃
ランニングコスト フィルタ交換費用は抑えられる傾向 定期的なフィルタ購入費用が発生

 

集塵パワーと適用範囲の違い

業務用は、待合室や病室といった広い空間全体の空気を、強力なファンで素早く循環・清浄する能力を持っています。一方、家庭用はリビングや寝室など、個別の部屋での使用を想定した製品が中心です。

フィルタの構造と耐久性

家庭用の多くが、数年での交換を前提とした不織布などのフィルタを採用しています。対して、業務用では、高い性能を維持しながら繰り返し洗浄して使用できる、耐久性の高い「電子式集塵フィルタ」などが採用されることがあります。

導入後のメンテナンス性とランニングコスト

家庭用は、定期的なフィルタ交換の手間と費用が継続的に発生します。業務用は初期費用が高いものの、洗浄再利用可能なフィルタを搭載したモデルであれば、長期的に見たランニングコストを抑えることが可能です。
 

病院の業務用技術をその他の施設や店舗に展開

高性能な業務用の置き型機器を導入するのも一つの手ですが、圧迫感やデザインの問題が気になります。そこでおすすめしたいのが、「家電を置く」という考え方から、「施設・店舗に空気清浄システムを組み込む」という、より本質的な解決策です。

「電子式集塵フィルタ」とは

トルネックスが病院や精密工場などの業務用分野で培ってきた技術の核心が、静電気の力で微粒子を捕集する「電子式集塵フィルタ」です。この業務用技術を小規模施設向けに最適化したのが「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」。施設・店舗の24時間換気システムに組み込むことで、外気が室内に入る一番最初の段階で汚染物質をブロックし、室内中にクリーンな空気だけを送り届けます。

ウイルス・カビ・粉塵への効果を第三者機関が証明

その性能は、(一財)北里環境科学センターや千葉大学といった権威ある第三者機関の試験によって、客観的に証明されています。ウイルスが付着した飛沫やカビの胞子、花粉、PM2.5など、様々な微粒子に対して高い除去性能が確認されており、その集塵効率は一般的な高性能フィルタであるHEPAフィルタと同等です。
 

施設・店舗全体がクリーンルームに。ビルトインだからこそのメリット

施設・店舗の設計に空気清浄システムを組み込むビルトイン方式には、置き型製品にはない多くのメリットがあります。

病院・手術室(ビルトイン):医療法人社団 松弘会 三愛病院 様

空気清浄フィルタ 病院への導入事例

施設のリニューアルオープンに電子式集塵フィルタ・ビルトイン空気清浄機をご採用いただきました導入事例紹介です。

▼施設コメント

以前は手術室にこもったにおいが充満していましたが、いまは外気清浄機が24時間稼働しているので、それがなくなりました。スタッフも「朝来たときに、においがしない」と喜んでいます。『トルネックス外気清浄機』を入れたのは成功でした。また、導入して数ヶ月経過していますが、『トルネックス外気清浄機』を繋いでいる換気システムの高性能フィルタが以前と比べてほとんど汚れていないので、その性能の高さに驚いています。

導入事例インタビュー

クリニック待合室(簡易設置型):たてあきクリニック様

空気清浄フィルタ クリニックへの導入事例

新規オープン時に 待合スペースに空気対策として、トルネックスブラストをご導入いただきました。

導入事例紹介

24時間、空気をムラなく均一に清浄

換気システムの空気の通り道に設置するため、特定の部屋だけでなく、店舗・施設の空気を24時間、常にムラなくクリーンな状態に保ちます。人がいない部屋や廊下まで、空気のよどみが生まれません。

洗浄して繰り返し使えるフィルタで、手間とコストを削減

業務用レベルの高性能でありながら、フィルタは交換不要。3ヶ月から半年に一度、取り外して洗浄するだけで初期性能が回復します。これにより、フィルタ交換にかかる手間とランニングコストから解放されます。

機器やコードが露出しない、美しく安全な生活空間

本体は天井裏などに設置されるため、室内に機器やコードが一切露出しません。インテリアや空間の美観を損なうことなく、最高水準の空気環境を実現できます。また、待合ロビーなどに向けて、簡易的に設置できるスマートなデザインの「トルネックスブラスト」といった選択肢もあります。
 

ご家庭にも業務用レベルの清浄を

これまで病院や施設向けにご紹介してきた高性能な空気清浄技術ですが、実はその真価は、多くの方が長い時間を過ごす「ご家庭」でも効果があります。

トルネックスのビルトイン空気清浄機

置き型の空気清浄機を各部屋に置くという方法もありますが、家全体の空気を常にクリーンに保つことは困難です。特に、小さなお子様や高齢のご家族、アレルギーにお悩みの方がいるご家庭では、家中の空気を根本から改善することが安心に繋がります。

トルネックスのビルトイン空気清浄は、住宅の24時間換気システムに組み込むことで、家に入る空気をまるごと清浄します。花粉やPM2.5が家の中に侵入するのを防ぎ、リビング、寝室、子ども部屋まで、すべての空間に清浄な空気を届けます。
フィルタ交換のコストや手間に悩まされることもなく、機器がインテリアを邪魔することもありません。
 

まとめ

家族や利用者、患者さんの健康を第一に考えたとき、「病院レベルの空気環境」を目指すのは自然なことです。

その答えは、パワフルな置き型の業務用機器を導入することだけではありません。トルネックスが業務用で培った技術を応用した「ビルトイン型のトルネックス空気清浄フィルタ」は、店舗・施設の換気システムそのものを高性能化し、24時間365日、室内をクリーンな空気で満たし続けます。
これからの空気対策は、「家電を置く」から「店舗・施設にシステムを組み込む」へ。より本質的でスマートな選択を、ぜひご検討ください。

 


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