PM2.5はこんな物質です!健康被害も!

24時間換気フィルタで空気環境の改善

PM2.5の専門家に聞きました

飲み水や食べ物は選べますが、呼吸する空気は選べません

PM2.5は非常に小さい粒子なので、呼吸により肺の奥に入り、全身に行き渡ってしまう可能性があります。すると、血管、循環器等の疾患に影響します。持病があったり、体調が悪かったりすると悪化することがあります。
防御策として、マスクをしたり、空気の汚れているところには行かない、毎日PM2.5の情報を目安にして外出を自分で考える等、工夫ができますが、家の中で過ごす時間も長いため、「PM2.5を家に入れない」対応をすることが必要ですね。

監修安達 修一 先生
相模女子大学 栄養科学部長 管理栄養学科 教授

専門分野は環境保健学。医学博士。埼玉医科大学医学部助手、講師、助教授を経て平成13年4月より現職。
日本衛生学会、大気環境学会、日本癌学会等、多数の学会へ所属。環境省 微小粒子状物質環境基準の制定に携わる。

慶應義塾大学医学部教授 井上  浩義 先生

汚染物質による身体への影響

微小粒子状物質(PM2.5)は粒子の大きさが非常に小さい(髪の毛の太さの30分の1)ため、肺の奥深くまで入りやすくなります。

どのような症状がでるの? 「肺炎」日本人の死因第3位に
PM2.5は「がん」の原因

私たちを取り巻く小さな汚染物質

人は1日あたり約15,000リットル空気を吸っています。
1回あたり0.5リットルの空気を呼吸しています。汚れた空気中の小さな粒子を体内に取り込んでいるのです。

大気塵(空気中のチリや汚染物質) の大きさの比較
PM2.5、黄砂発生のメカニズム

PM2.5の発がん性について【国際がん研究機関(IARC)発表 一部抜粋】

2013年10月17日、世界保健機構(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)は、大気汚染と、その主要成分である微小粒子状物質PM2.5はヒトに対する発がん性が認められ、Group1(表参照)に分類する、と発表しました。 IARCは、発がん性の確かさによって、物質をGroup1からGroup4まで分類しています。

Group1 ヒトに対し発がん性あり 111種類
Group2A ヒトに対し発がん性がおそらくあり 66種類
Group2B ヒトに対し発がん性が疑われる 285種類
Group3 ヒトに対し発がん性が分類できない 505種類
Group4 ヒトに対し発がん性がおそらくない 1種類

PM2.5だけじゃない!有害な汚染物質

黄砂は4~5月に発生量が増加

黄砂は、大部分が10μm程度ですが、1μmよりも小さい粒子も含まれています。 東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊しつつ降下する現象です。日本における黄砂は、春に観測されることが多く、近年回数が増加しています。

黄砂
DEP(ディーゼル排気粒子)について

ディーゼル車から排出されるDEPは、交通量の多い幹線道路・沿道にて多く計測され、粒子径が1μm以下の粒子から構成されています。 肺の深部に侵入、沈着する割合が大きく、米国を中心とした疫学研究により、呼吸器・循環器系疾患による死亡や発症と環境濃度との間に有意な関係が認められるなど、微小な粒子への関心が世界的に高まっています。

DEP(ディーゼル排気粒子)
花粉発生量は2~9月がピーク
花粉

■PM2.5は呼吸で全身に侵入

PM2.5とは、2.5ミクロン以下の粉塵の総称です。成分に関係なく細かいからこそ肺から体内に取り込まれ健康に悪いとされています。WHOの研究機関(IARC)よりタバコの煙と同レベル(グループ1)の発ガン性があると発表されています。近年日本では、ユーラシア大陸から飛来するPM2.5や黄砂のような微小粒子が、人体へ健康被害を及ぼすことが大きく報道されました。

PM2.5は肺の奥まで侵入し、運よくマクロファージに食べられてしまう場合もあるのですが、血管へ入ると体の仕組みに関与して炎症を起こすきっかけになります。粒子がある刺激を与えて、それが炎症を引き起こしたり、血管を収縮させたり、詰まりかけのところに炎症があると、細胞を集めてさらに血管を詰まらせ、動脈硬化や心筋梗塞を引き起こすことがあります。

人は家の中で生活している時間が長いので、家の中で吸う空気がどういう空気なのかは重要です。もし、24時間換気で取り込まれる空気の汚れをフィルタで取り除くことができれば、安心な空気の中で過ごすことができます。

安達 修一先生コラム「PM2.5による健康被害について」より

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